2026年01月13日 14:00 〜 15:00 9階会見場
城内実 経済財政担当相 会見

会見メモ

高市早苗政権で経済財政政策、規制改革の特命担当大臣などを務める。

高市内閣が昨年まとめた総合経済対策の3本の柱や全世代型社会保障などを中心に話した。

 

司会 菅野幹雄 日本記者クラブ理事・企画委員長(日本経済新聞社)


会見リポート

成長のけん引役に防衛産業

大鹿 靖明 (朝日新聞社編集委員)

 高市早苗内閣の閣僚としては、先陣を切っての当クラブへのお出ましとなった。城内実氏は、高市政権の看板政策「責任ある積極財政」の司令塔役である。

 「サナエノミクス」と呼ばれる経済政策は、「アベノミクス」をバージョンアップしたものという。積極財政は決して「野放図なばらまき」ではなく、経済安全保障やエネルギー安全保障など「安全保障」を意識し、「リスクや社会課題に先手を打って投資し」、それによって「日本のさらなる成長を実現する」と力説した。

 掲げたのがサナエノミクスの肝である「危機管理投資・成長投資」による経済成長策である。半導体、AI、造船など17分野に政策を総動員して経済成長に結びつけるという触れ込みで、この17分野に「防衛産業」が入っているところが目を引く。「安全保障」「危機管理」と来て、「防衛産業」である。戦後の日本経済のリード役は長年、民生品の平和産業だったが、高市政権は経済成長のけん引役に軍事産業を堂々と明記した初の政権である。

 防衛産業による経済成長について、城内氏は「デュアルユース技術の研究開発によって防衛力の強化に貢献できる」と語る。宇宙、AI、半導体など民生品として開発された技術を軍事転用したいらしいが、さて本当に経済成長できるのか。

 城内氏は20年余り前、小泉郵政選挙で刺客の片山さつき氏と浜松の小選挙区で争ったときに取材したことがある。彼は当時、片山氏を指して「非常に目立ち、華がある人です」と言い、顔が緊張でこわばっていたことを思い出す。結局、僅差で落選。

 それを踏まえ、「もうおしまい、勝てるわけがないと言われるなか、毎日こつこつやりました」。すると勝てた。やや牽強付会だが、だから日本経済の成長にもマインドセットが必要という。「皆がそう思えばそうなる」とプラシーボ効果を期待する。その因縁の片山氏も財務相として入閣した。

 


ゲスト / Guest

  • 城内実 / Minoru KIUCHI

    経済財政担当相 / Minister of State for Economic and Fiscal Policy

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