2022年11月09日 14:00 〜 15:00 10階ホール
山口那津男・公明党代表 会見

会見メモ

9月25日の公明党党大会で8期目がスタートした山口那津男代表が登壇した。

連立与党の中での公明党の存在意義、来年の統一地方選に向けた戦略などについて話すとともに、旧統一教会の被害者救済に向けた新法、年末に予定される国家安全保障戦略など3文書の改定に向けた党としてのスタンスなどについての質問に答えた。

 

司会 伊藤雅之 日本記者クラブ企画委員(NHK)


会見リポート

公明党抜きで政権安定しない

大石 格 (日本経済新聞社編集委員)

 岸田文雄首相との党首会談で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題への対処を話し合った翌日とあり、質問はそこに集中した。

 立憲民主党や日本維新の会が求めるマインドコントロールの禁止、寄付の上限設定などは「さまざまな課題が指摘され、そのまま実現することはかなり難しい」と明言。与野党協議を通じて議員立法をつくるのではなく、岸田政権の責任のもとで内閣が法案を出すべきだとの公明党の主張を首相が受け入れたことを「望ましい方向」と評価した。

 法案作成のポイントとしては、首相が提起した「寄付を勧誘する行為の禁止」を外形的にどう定めるのかが重要と強調した。信者がどこまで主体的に寄付したのかをはっきりさせるのは簡単ではない。「禁止行為を破ってなされた寄付は傷のある行為。基本的には取り消しの対象になる。寄付した人の内心の状況は問う必要がない」との考えを示した。

 加えて、信者が望んだ寄付であっても、その結果として「子どもの扶養される権利が損なわれた場合、その部分の取り消しの権利が発生する」など、法曹出身者らしく、法律制定後の具体的な運用をにらんだ発言がなされた。

 党大会で代表に8選されたばかりとあり、公明党の近年の得票減について質問してみた。伝統的な地盤でない地域でも議席を得ていることを挙げ、「コアな支持層だけで党勢を維持していくのではなく、(自民党との)協力のあり方をいろいろと広げていく」と力説。「公明党が存在しなければ安定的な政権運営は保たれない」と自民党の尻をたたくかのような言い回しもあった。

 公明党の代表が毎回、無投票で決まるのは民主的ではないとの質問もあった。「大きくはない政党が力を発揮するには団結が大事。選挙をやると対立軸をつくる。団結を損なっては本末転倒」との答えだった。


ゲスト / Guest

  • 山口那津男 / Natsuo YAMAGUCHI

    公明党代表 / Chief Representative, New Komeito

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