2017年08月22日 13:00 〜 14:30 10階ホール
民進党代表選立候補者 討論会

会見メモ

民進党代表選立候補者討論会 前原誠司議員/枝野幸男議員 2017.8.22

民進党代表選(9/1投開票)に立候補した前原誠司議員、枝野幸男議員が討論と記者との質疑応答を行った。

司会 小栗泉 日本記者クラブ企画委員(日本テレビ)

代表質問 川上高志(共同通信)、竹田忠(NHK) ※いずれも日本記者クラブ企画委員


会見リポート

分裂避けられる? 〝同志〟対決

討論会が始まる前、控室で段取りの簡単な打ち合わせを終え、前原氏が席を立った際、枝野氏はつぶやいた。「菅(直人)さんはよく代表選を何度も闘ったものだ。身体よりも、精神的にきつい」

 

会見が始まって数分後、質問に答える前原氏の足元を見ると、親指のつま先をハの字につけてかかとを浮かせ、奇妙な力が入っていた。

 

この2人、似ている。日本新党で初当選、その後、新党さきがけから民主党結党に携わり、共に当選8回。民主党政権の崩壊を中枢で経験した。「リベラル」と「保守」という路線の違いはあるものの、互いをよく知り尽くした同志は、戦いを前にしても、弱気な繊細さを見せた。

 

 

今回の代表質問団は、共同通信の川上高志委員とNHKの竹田忠委員。そして事務局のご配慮で、司会の私も質問に加わるように、とのことだったが、これは司会の中立性を考えた時、なかなか難しい注文だった。

 

質問団の最大の関心は、盛り上がりに欠け、候補者すらとがった対立を避けるなかで、いかに両者の違いを具体的にあぶり出すかだった。

 

川上委員は、討論会前に行われた2人のテレビ出演などを全てチェックし、質問がかぶらないように工夫。それまでの両候補の主張を踏まえた上で、一歩先を聞く質問を繰り出した。

 

竹田委員は、社会保障の拡充に充てる財源論などについて、単なる違いだけでなく、どれだけ現実味のあるプランを政権交代可能な野党第1党として検討しているのか、両候補に質した。

 

この戦略が両候補の戦いの本能に火をつけたのか、第2部で、枝野氏が離党者の選挙区に対抗馬を立てるべきではないか、と前原氏に迫ったのは、この討論会のハイライトだったと思う。

 

 

代表選の最中だというのに、民進党からの離党をほのめかす議員が後を絶たない。

 

前原氏の優勢が伝えられているが、幹事長人事などで若手を起用し、党のさらなる分裂を避けられるのか。そして、代表選後の各社の世論調査で、政党支持率を上げることができるのか。

 

移ろいやすい世論が、民主党政権の失敗だけは忘れずにいる。「失敗を経験」した両氏にとって、「進むも地獄、退くも地獄」の状況が続く。

 

(8月28日記)


企画委員 日本テレビ報道局政治部長 小栗 泉

ゲスト / Guest

  • 前原誠司 / Seiji Maehara

    民進党代表選立候補者

  • 枝野幸男 / Yukio Edano

    民進党代表選立候補者

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