2016年08月26日 12:30 〜 14:00 10階ホール
中村哲 ペシャワール会現地代表 昼食会

会見メモ

アフガニスタンで用水路灌漑などの支援事業を続けるペシャワール会の中村哲氏が会見し、記者の質問に答えた。
司会 原田正隆 前日本記者クラブ企画委員(西日本新聞)


会見リポート

「一隅を照らす」記者へメッセージ

大沼 雄大 (静岡新聞社社会部)

30年以上にわたるアフガニスタンでの活動を紹介した。医師として現地医療に携わる傍ら、2000年の大干ばつで必要に迫られた飲料水源の確保にも取り組み、約10年間で、砂漠化した土地に全長27㌔メートルの用水路を完成させた。「2020年までに1万6500㌶に及ぶ地域を緑豊かな土地によみがえらせ、65万人が暮らせるようにしたい」と今後の目標も語った。現在、その9割を達成しているという。

 

01年のアメリカによるアフガン空爆にも触れ「ピンポイント爆撃と説明していたが、あれは無差別爆撃。日本の人々はサッカー観戦でもするようにテレビにかじりついていた」と振り返った。IS(イスラム国)の今後や、日本の果たすべき役割についても言及し「日本はイスラムと欧州の対立構図にはのみ込まれないでほしい」と警鐘を鳴らした。

 

中村さんが最後に参加者に贈った言葉は「一隅を照らす」。これまでアフガンに懸けてきた自身の半生を踏まえ「浅く広くなってしまいがちだが、1つのテーマを深く追い、真実を見極める。それを眺めることで広く他のことも見えるようになる」と各記者の仕事に通じるメッセージを残してくれた。


ゲスト / Guest

  • 中村哲 / Tetsu Nakamura

    日本 / Japan

    ペシャワール会現地代表

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