2013年12月11日 12:00 〜 13:30 10階ホール
「サイバー・セキュリティ」 ジム・フォスター慶応大学大学院教授


会見リポート

「世界大戦3・0」 広がるサイバー空間の攻防戦

最近、サイバー戦争という言葉がよく聞かれるようになった。サイバースペースは「第5の領域」とも表現され、陸・海・空・宇宙に続き戦争になり得る空間との認識が広がりつつある。現に、ハッカーと企業、民主主義国家と独裁国家、サイバー防衛とサイバー攻撃など、この空間は新しい紛争の舞台となっている。


こうした状況を「世界大戦3・0」と呼ぶフォスター氏は、「サイバーセキュリティは国家の安全保障問題そのもので、新しい国際ルールと取り締まりのための機構が必要だ」と説く。


外国政府からのサイバー攻撃を「戦争行為」とみなし、「武力行使も辞さない」との強い態度で臨むアメリカ。新しいサイバーセキュリティ法を作り、政府と民間の協力体制を強化するEU。欧米諸国のこうした動きに対し、日本の安倍政権も遅まきながら自衛隊のサイバー部隊編成を含む包括的な対策を打ち出した。


在日米商工会議所が発表した、フォスター氏らがまとめたサイバーセキュリティ戦略の意見書は、この分野での日米のより一層の協力を求めている。日米安保に新たな領域が加わったともいえよう。


企画委員 TBSテレビ報道局解説専門記者室長 杉尾 秀哉

ゲスト / Guest

  • ジム・フォスター / James Foster

    米国 / USA

    慶応大学大学院教授 / Professor of Keio University Graduate School of Media and Governance

    研究テーマ:サイバーセキュリティ

    研究会回数:0

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