2013年10月15日 16:00 〜 17:15 宴会場(9階) 
米国人元戦争捕虜

会見メモ

外務省による日米草の根平和交流プログラム米国人元戦争捕虜招聘計画で来日した、米国人の元戦争捕虜の方々やその未亡人の方々が会見し、記者の質問に答えた。

※一部、機材のトラブルで映像と音声が飛んでいる部分があります。

会見に臨んだ方々は、以下のとおり。

ロバート・ヒア(Robert Heer)(91歳)

フィリップ・クーン(Phillip Coon)(93歳)

マーヴィン・ロスランスキー(Marvin Roslansky)(90歳)

アーウィン・ジョンソン(Erwin Johnson)(91歳)

(以下3名は故人,各人の未亡人が訪日する)

マージーン・マグルー(Marjean McGrew)(未亡人)(86歳)

アルフレッド・カーティス・マグルー(Alfred Curtis McGrew)(故人)

エスター・ジェニングス(Esther Jennings)(未亡人)(90歳)

クリントン・ジェニングス(Clinton Jennings)(故人)

ローラ・カミンス(Lora Cummins)(未亡人)(86歳)

フェロン・カミンス(Ferron Cummins)(故人)

司会 露木茂 日本記者クラブ企画委員

通訳 池田薫(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

つらい思い語りつつ 穏やかな表情も

外務省の日米草の根平和交流プログラム4回目で招へいされた米国人元戦争捕虜4人と、帰還捕虜と結婚しその後未亡人となった3人が、付き添い家族と共に会見に臨んだ。皆90歳代、20歳ごろ太平洋戦争のフィリピンやグアム島で投降し、台湾経由で日本の炭鉱や工場で強制労働に従事した。「バターン死の行進」の経験者も2人いる。口をそろえたのは地獄船のこと。劣悪な居住環境に加えて国際条約で決められた赤十字マークの付いていない船は、米軍潜水艦に狙われ右往左往したという。


しかし日本では捕虜に同情する人もいて、なけなしの鶏肉をごちそうしてくれたことが忘れられない。1945年3月10日の大空襲で焼け跡になった東京を通過したのも懺愧の印象を残す。93歳のフィリップ・クーン氏は米国先住民出身、生還を喜んだインディアンの長からの土産物の毛布を携えて来た。未亡人の1人から反戦の言葉も聞かれた。捕虜時代のつらい思い出を語りながらも、70年近い歳月のせいか皆穏やかな表情であった。


中日新聞出身 松永 太

ゲスト / Guest

  • 米国人元戦争捕虜 / U.S. ex-POW

    アメリカ / USA

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