2012年12月27日 13:00 〜 14:00 10階ホール
金本知憲 元阪神タイガース選手を囲む会

会見メモ

今季限りで現役を引退した、元阪神タイガースの金本知憲・外野手が、日本記者クラブで記者会見し、広島東洋カープや阪神タイガース時代の思い出、これからのプロ野球界などについて話した。

司会 日本記者クラブ企画委員 別府育郎(産経新聞)

金本選手公式サイト

http://www.aniki-mi6.com/


会見リポート

最大の誇りは1002打席無併殺記録

別府 育郎 (企画委員 産経新聞論説委員)

 いい言葉が、たくさんあった。
 広島に入団して3年間は、「自分よりバットを振っている選手はいないと思っていた」という自負。それでも「もっとバットを振っておけばよかった」という後悔、未練。
 少年ファンに向けては、「練習のしんどさにリトル・リーグをやめた。高校の野球部を脱走したこともある」と自身の過去に触れ、「何度でもやり直しはきく。何回でもチャレンジしてほしい」と訴えた。
 プロ野球在籍21年。1492試合連続フルイニング出場は世界記録。それでも「一番誇れる記録は」の質問に「連続打席無併殺」と即答した。01年に達成した1002打席無併殺は日本記録。なぜこの記録か。「空いている一塁に全力で走り、内野安打になれば打率が上がる。併殺崩れでセーフになっても成績は下がる。それでも僕は全力で走ったと、一番胸を張れる記録なんです」
 将来、監督に就任したい球団は、の質問には「広島」と答えた。「広島には古き良き野球のいいところがある。それは選手が素直で、一生懸命、がむしゃらになれるところ」。翻ってこれが、阪神に大いに欠けているところとも語った。温かく厳しく、いずれも所属した球団への愛情に満ちた言葉と聞こえた。
 原則、サインや写真撮影は禁止と事前に断ったが、会見後に会員のお孫さんを控え室に招き入れ、快く求めに応じていた。ファンに「アニキ」と慕われる所以を垣間見た。
 これも楽屋話。しきりに松井秀喜の去就を気にしていた。縁の薄そうな2人だが、主治医が同じだったのだという。互いに引退に追い込まれた右肩と膝の故障の具合を、医師を媒介に理解し合っていたのだろう。
 日本時間の翌朝、テレビ各局は松井の引退会見を映していた。

ゲスト / Guest

  • 金本知憲 / Tomoaki Kanemoto

    元阪神タイガース選手 / Former Pro-Baseball Outfielder, Hanshin Tigers

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