2019年07月01日 11:00 〜 12:00 10階ホール
鈴木俊一・東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣 会見

会見メモ

今年4月から自身2度目の五輪担当相を務める鈴木俊一大臣が、1年後の開会に向けた取り組みなどについて話した。

 

司会 森田景史 日本記者クラブ企画委員(産経新聞)


会見リポート

「関わる意識」、五輪成功のカギ

竹内 哲哉 (NHK解説委員)

 桜田義孝氏の事実上の更迭を受け、再登板となった鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当大臣。オリンピックまで389日、パラリンピックまで421日に迫ったこの日に強調したのは「関わる意識」。観戦、ボランティア、そして聖火リレーなど、自らが主体となって関わることこそが、大会の成功につながると訴えた。

 今大会は復興大会と位置づけられている。東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島を支援してくれた海外の人たちとの交流する「復興『ありがとう』ホストタウン」に重きを置いたのは、前任の桜田氏を意識したのもあっただろうが、就任以後、一貫して言い続けてきた「被災地から復興を発信したい」という鈴木氏ならではの思いがあったからに違いない。

 選手村では被災地の食材を積極的に使用し、復興をアピールするとしている。ただ、アメリカや韓国など7つの国と地域では、いまだに原発事故に関連する食品の輸入を停止しているところがある。水産物も含め日本の食品の安全確保の取り組みを世界にどう認めてもらうか。被災地と大会を結び「中身の詰まった大会」にするためにも、この課題解決に尽力してもらいたい。

 また「パラリンピックの成功なくして、大会の成功はない。レガシーとして共生社会を花咲かせたい」とも鈴木氏は述べた。パラスポーツの魅力は少しずつ広がってはいるが、まだまだ心のバリアフリーは福祉先進国に比べ進んではいない。「来日する外国人に日本はホスピタリティーに溢れた国だと知ってほしい」との希望を実現するには、障害者への理解促進は必要不可欠。危機感を持って現状打破に取り組んでほしい。

 会見ではユーモアを交えながら、自身の体験談も述べた。「1964年の開会式をスタジアムで見た感動は忘れられない」。その感動を今度は国民の一人一人と共有できるよう職責の全うを期待したい。


ゲスト / Guest

  • 鈴木俊一 / Shunichi Suzuki

    日本 / Japan

    東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣 / Minister for the Tokyo Olympic and Paralympic Games

前へ 2019年07月 次へ
30
2
3
4
5
6
7
12
13
14
15
16
20
21
25
27
28
1
2
3
ページのTOPへ