1993年07月12日 00:00 〜 00:00 10階ホール
マイケル・アマコスト・駐日アメリカ大使

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会見リポート

 離日を1週間後にひかえてのお別れ会見。4年間の在任中、毎年1回クラブでの会見に応じた。この日の記念署名に添えた言葉は、「赴任後、初の公式発言の機会を与えてくれ、その後も友情とともに、日本国民に語りかける場を与えてくれたことに感謝する」。

 短いあいさつの後、14人の日米両国の記者の質問に答えた。「8月12日までは国務省の人間なので」と言葉は慎重だったが、包括経済協議について、”成果重視”であることを強調、「経常黒字がGDP比で2%程度に縮小することを期待する」と。また年2回行われることになった首脳会談は「そうした成果をレビューできる場になる」。

 アジア地域の安全保障問題では、一部で軍備増強が進んでいることを懸念し、「米国、ロシア、中国、東南アジア諸国など関係国で対話の場を持つことが必要だ」と語った。

 帰国後は、スタンフォード大学で教べんをとる。後任のモンデール氏については「経験豊かで思慮深く、ユーモアもある。絶対にいい人です。妻と同じミネソタ出身ですから」と。

(「日本記者クラブ会報」1993年8月号8ページから)


ゲスト / Guest

  • マイケル・アマコスト / MICHAEL ARMACOST

    駐日大使 / Ambassador to Japan

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