2026年01月11日 11:00 〜 12:00 10階ホール
岡本和真選手 会見

会見メモ

米メジャーリーグのトロント・ブルージェイズへの入団を決めた岡本和真選手が交渉を終えて帰国し、会見した。

 

司会 宮内正英 日本記者クラブ企画委員(スポーツニッポン)


会見リポート

「らしさ」が詰まった1時間

小野寺 大 (スポーツニッポン新聞社スポーツ部)

 日本記者クラブの会見場は終始、和やかな空気に包まれていた。ブルージェイズ入団が決まった岡本和真の会見。〝岡本節〟で笑いを誘うだけでなく、こだわりも垣間見える、らしさが詰まった1時間だった。

 「いずれメジャーでプレーするというのを目標にしていた」と憧れていた夢舞台への挑戦が決まっても、冷静だった。数字上の目標を聞かれると「本当に申し訳ないんですけど、特にそういうものはない」と答えた。これは巨人時代から一貫していること。もちろん「最低ライン」は設定しているが「目標を決めちゃうと数字にとらわれちゃう」と口にしてこなかった。目の前の一球、一打席の積み重ねを大事にしているからこそ「まずはコツコツと自分のやるべきことをやって、その日の全力を出して頑張りたい」と掲げた。

 日本の伝統球団を背負ってきた誇りがある。巨人の「4番・三塁」としてチームをけん引。「入団した頃からジャイアンツの4番サードについて、いろいろな方から教えていただいた。自分なりにそこをやるとなった時は全うしようと思った」と昨年6月に89歳で死去した長嶋茂雄さんの代名詞であるポジションを守ってきた。長嶋さんには、不振に苦しんでいた2024年の5月下旬に病室に呼ばれ、約40分の熱血指導を受けたこともある。「今までで一番、張り詰めた空気の中ですごく集中した40分だった。直接素振りを見てもらったことは今でも忘れることはない」。ミスターの魂を受け継ぐ男が、海を渡る。

 日本人内野手の成功例は少ないが「全ポジションレベルが高い。やる前からできるできないなんて分からない」と闘志を燃やす。「まだ何も成し遂げてないのにいいんですかね」と今回の会見に恐縮していた岡本は言った。「次は活躍して呼んでもらえるように頑張りたい」。必ず、また来てくれるはずだ。


ゲスト / Guest

  • 岡本和真

    米メジャーリーグ・ブルージェイズ選手

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