2014年02月06日 16:50 〜 18:20 10階ホール
フィンランド核廃棄物処理関連 記者会見

会見メモ

フィンランドの放射線・原子力安全センター(STUK、 日本の原子力規制委員会に相当)のペッテリ・ティーッパナ所長が、組織の概要、使命について、オンカロ(高レベル放射性廃棄物最終処分場)の管理会社・ポシバ社のティモ・セッパラ広報部長が核廃棄物処理場の計画について、労働・経済産業省エネルギー局次長のヘルッコ・プリット氏は、エネルギー政策についてそれぞれ話した。

司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)

通訳 池田薫(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

フィンランドの原子力政策 熟議の末に下される「原則決定」の考え方

井田 徹治 (共同通信編集委員)

小泉元首相が脱原発に転じるきっかけとなった高レベル放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」や、建設が進む世界最大級の原子力発電所など、フィンランドの原子力政策の現状について、原子力規制当局、廃棄物処理企業、行政官の3人がそれぞれの立場から語った。


度々聞かれた言葉が「プリンシプル(原則)」だ。フィンランドの原子力政策の特徴の1つは、社会にとって重要な課題について、業者の申請についてのさまざまな議論を経て、政府が行う「原則決定」の考え方だ。廃棄物処分場や原発の新規建設が必要不可欠なもので、社会的利益があり、業者が責任を持って実行できる計画であるとの社会的な合意が得られて初めて政府が原則決定を与え、物事が動きだす。


この熟議のプロセスに加え、3人が強調していたように独立性の高い安全規制と事故や不祥事の少なさが市民の信頼の背景になっている。エネルギー基本計画のように、依然として正統性なきプロセスで進む日本の原子力政策が学ぶべき点だ。


ゲスト / Guest

  • フィンランドの原子力規制センター所長、オンカロ管理会社広報部長、エネルギー政策担当者

    フィンランド / Finland

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