1987年09月21日 00:00 〜 00:00 宴会場
後藤田 正晴 官房長官

会見メモ

 中曽根内閣の約5年を、手ぎわよくラウンド・アップした。「20~21世紀に向けて、橋渡しの役割をする仕事師内閣で、国民的課題は的確にとらえた」と。
 西欧型とは異なる“たくましい福祉社会”と、国際社会での政治的発言力強化を企図し、行・財政、税制、教育の諸改革を進めてきたが、いずれも程度の差はあれ完結はしていない。日米協調、アジア重視の外交方針のもと、市場開放は基本だが、外から見る日本の経済力と国民の生活実感に大きなギャップがある。外国の批判に応えるには、痛みをともなう国内改革が避けられない。「どなたが国政を担われようと、いま日本がかかえている問題は容易ではありませんよ」。
 総裁選びと中曽根調整のタイミングについては、「党則に従って正々とやり、それから先どうなるかは、その時のこと。総理は一切胸中を明かさない。それほどぜい弱ではありません。大変したたかでございます」「4人とも識見、能力は持っている。やり方の方法や色合いは違ってくるかもしれないが、目標ははっきりしている」。
 余人をもって代えがたいというので、次期政権で入閣を乞われたら?の質問にも、あっさり「私は73歳ですので、もう結構です」(笑)。中曽根政権での仕事に満足しているのであろう。ミスター・カミソリも、この日はどこか温和だった。

クラブ会報1987年10月号5ページから引用)

会見音声


ゲスト / Guest

  • 後藤田 正晴 / Masaharu Kotouda

    日本 / Japan

    官房長官 / Chief Cabinet Secretary

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