1985年04月17日 00:00 〜 00:00 会見室
リー・アイアコッカ・クライスラー会長

会見メモ

・・・クライスラー奇跡のたて直し、貿易摩擦での最強硬論者、自伝『闘魂の経営』の大ベストセラー、大統領候補のうわさも。これだけでも充分なところへ、滞日日程の大部分が完全にコンフィデンシャルで(セキュリティーも当然自前)、日本人記者との会見がこれだけに限定されたため、申し込み185人、当日の出席325人。
50人余りのカメラ取材のほか、7、80人のペン取材者が立ちっぱなしでの会見となった。10階ホールが一般に貸し出されていて使用できず、食堂と宴会場を連結にして会場を設営した。クラブでは前代未聞の悪条件の中での取材だったが、センスのよい質問が次々と出て、カメラマンも汗だくでむずかしいアングルをこなしてくれた。
アイアコッカ氏は冷静で自信にみちた態度に終始、最後は「マスコミはタフガイというが、子どもたちにはプッシーキャット(子猫)と呼ばれている」と笑わせていたが、事務局は取材者のタフな仕事ぶりに脱帽するばかり。この会見を見事にとりしきった有馬さんを見て、同氏は「日本女性の地位と力量をみなおした」と帰りのエレベーターで話していた。・・・
日本記者クラブ会報1985年5月号9ページから引用)

会見音声


ゲスト / Guest

  • リー・アイアコッカ / LEE IACOCCA

    アメリカ / Amecira

    クライスラー会長 / chairman, Chrysler

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