会見リポート
1984年06月02日
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会見室
シアヌーク・民主カンボジア大統領
会見メモ
クラブ史上、最長の会見になった。午前10時30分開始で正午終了予定が、なんと午後1時20分まで、2時間50分。質問を受けるのが本当にうれしいといった様子。「よろしければ、私はまだお腹がすきませんので……」と延長、また延長。
この日(6月2日付)東京新聞朝刊スクープの、金日成主席からの中曽根首相あてメッセージの伝達については、「政府の賓客として来日しているので言及は控えたい」としながらも、「金主席の希望はよく知っているので、北京の私邸へ来てもらえれば喜んで話します」。
サンケイは2日付夕刊で「金主席の伝言認める」とこの会見を報じ、すぐ横に「ああいうことは知らない。けさ新聞を見て驚いた」との首相発言を掲載。
その後、6月21日、大統領は北京で、読売の特派員らと会い、メッセージの内容、仲介のいきさつを明らかにする。
(日本記者クラブ会報1984年7月号8ページから引用)
(同8月号15ページ「写真回廊」に関連記事)
会見音声
ゲスト / Guest
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シアヌーク / NORODOM SIHANOUK
大統領 / President