2017年04月04日 17:00 〜 18:00 10階ホール
サッカー選手による寄付・社会貢献組織「SPOON」設立発表会見

会見メモ

Jリーグや世界で活躍するサッカー選手が、寄付・社会貢献組織「SPOON」を設立した。約100人の選手が賛同し、集まった資金を途上国の子供を支援するために国連WFP(世界食糧計画)に寄付する。李忠成選手はじめ選手6人と代表理事の吉川元偉前国連大使らが設立の趣旨と今後の計画を発表した。

 

*前列左から長澤和輝、梅崎司、関根貴大、李忠成、遠藤航、宇賀神友弥、柏木陽介の各選手

*後列左から本保芳明・SPOON副代表理事(初代観光庁長官)、吉川元偉・同代表理事(前国連大使)、森一美・同事務局長

*鈴木邦夫・国連WFP協会事務局長もあいさつに立った

 

司会 播摩卓士 日本記者クラブ企画委員(TBSテレビ)


会見リポート

Jリーガーが途上国の子どもを食糧支援

世界では、8億人の子どもが飢えに苦しんでいる。こうした現状を何とか打破したい―熱い思いを抱いたプロサッカー選手たちの食糧支援活動が、日本でも始まった。

 

「子どもたちに夢と希望と勇気を」―李忠成選手(浦和レッズFW)の呼びかけに賛同したJリーガーが、飢餓のない世界を目指す国連WFPと連携、学校給食プログラムを通じて食糧支援しようというプロジェクトだ。日本記者クラブで行われた慈善団体「SPOON FOUNDATION」(代表理事・吉川元偉前国連大使)の発会式では、吉川氏が「世界が変わるのには時間がかかるが、早く成果が出ることを期待したい」と挨拶。募金活動などの中核となるアスリートアンバサダーとして、李選手はじめレッズの遠藤航、宇賀神友弥、柏木陽介各選手に任命状を授与した。本保芳明副代表理事、森一美事務局長は、スポーツの垣根を越えてアスリート全体に活動の輪を広げようと、ニューヨークでの同様の活動をも視野に入れる。

 

プロジェクトのきっかけとなったのは、日頃、形で示せる社会貢献活動を探していた李選手が昨年8月、吉川氏に相談したことだ。「一人の力は小さいけど、仲間と力を合わせてここまで来られた」「支援を受けた子どもたちから、将来、世界で活躍するプロサッカー選手が生まれたらうれしい」

 

チームが優勝した昨年のYBCルヴァン杯で自身が獲得した最優秀選手(MVP)の賞金100万円を寄付し、夢の実現に向けて小さな一歩を踏み出した。

 

6年前のアジアカップ豪州戦。日本代表として出場した李選手は、死闘となった延長戦の土壇場で見事なボレーシュートを放ち、ゴールポストを切り裂いたが、それも、心たゆまぬ日頃の練習の成果だったに違いない。

 

折しも日本記者クラブに近接する日比谷公園の桜は、柔らかな春の陽ざしを受けて満開。この日の桜のように、SPOONサポート・プロジェクトが花開くことを期待する。


ジャーナリスト 鈴木 美勝

ゲスト / Guest

  • 吉川元偉

    前国連大使

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