2014年07月31日 15:00 〜 16:00 10階ホール
ロペス 駐日フィリピン大使 記者会見

会見メモ

ロペス駐日フィリピン大使が会見を行った。戦略的パートナーとして緊密化する最近の日比関係や南シナ海の領有権問題などについて話し、質問に答えた。

司会 土生修一 日本記者クラブ事務局長

通訳 大野理恵(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

南シナ海の領有権問題 日本との連携深めたい

「西フィリピン海もしくは南シナ海の状況に触れたい」。大使が途中で話題を経済から安全保障に移した。安易にチャイナ・シーと呼ばない事実からもフィリピン政府の嫌中姿勢が読み取れる。


中国の圧力にどう抗するのか。大使は日本と手を携えたいと訴え、その具体例である日本による領海警備用船舶の提供に感謝の意を表した。安倍政権が決めた集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しも「柔軟性が高まる」と評価した。


20年ほど前にフィリピンを去った米軍の再駐留への言及もあったが、大使は主に日比連携を説いた。日本での会見なのだから当然かもしれないが、中国の傍若無人な動きに日常的にさらされていることで日本と連帯感を感じているようだ。


他方、大使は経済連携先として中国が無視できない存在であることも率直に認めた。2013年にフィリピンを訪れた観光客に占める日本人の比率は9・26%だった。5割増しで9・11%へ跳ね上がった中国人に抜かれるのは時間の問題だ。


中国とどう間合いをとるのか。日本やベトナムの政府高官も交じえてディスカッションするのがよいのではないかと思わせた。


日本経済新聞論説委員兼編集委員 大石 格

ゲスト / Guest

  • マヌエル・モレノ・ロペス / Manuel Moreno Lopez

    フィリピン / Philippines

    駐日大使 / Ambassador

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