2023年02月06日 14:00 〜 15:30 10階ホール
著者と語る『シン・日本共産党宣言—ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』松竹伸幸さん

会見メモ

 松竹伸幸さんが、1月19日に刊行したばかりの著書『シン・日本共産党宣言—ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)について話した。

松竹さんは、直面する共産党からの除名処分についても語った。

 

司会 伊藤雅之 日本記者クラブ企画委員(NHK)  

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会見リポート

驚きと「覚悟」 除名を語る

山田 惠資 (時事通信社解説委員)

 除名処分には驚いた―。記者会見では前日確定した共産党の処分内容が予想を超えていたことを強調した。ただ、言葉の端々からは、内心覚悟していたことがうかがえた。

 党が処分の根拠としたのは1月に発行した自著『シン・日本共産党宣言』(文春新書)だ。これには「共産党のことを批判したくてこの本を書いたわけでは全然ない。日本の政治を変えるには共産党が必要で、存在の力を発揮しなければならないと思ったからだ」。

 1974年の入党以来、党員歴は半世紀に及ぶ。政策委員会では安保外交部会長も務めたが、「ヒラ党員」として思いを込めて出版した。著書では党首公選導入を訴え、実現すれば自ら立候補する考えを宣言。また、異論を尊重できる党の運営を可能にするよう提案している。

 これについて党は組織原則とする「民主集中制」に反する「派閥・分派活動」に当たるとして、規律違反に対する4つの処分の中で最も重い除名処分とした。

 「私自身も仲間と連絡を取り合うような分派活動はしていない。(これまで記者会見などを)手伝ってくれたのは全員非党員で、応援すると言ってくれた党員とは会っていない。分派の実質はないのに分派というのはこじつけだ」。憤慨した表情でこう語ると、「憲法の言論・表現の自由は共産党員には全く許されていないにも等しい」と言い切った。

 一方で、現役党員からはカンパなどの支援の申し出や、赤旗の購読を止める、党員を辞めるといったメッセージが届く。しかし、「まだ待ってほしい」「早まるな」と自重を求めているという。念頭にあるのは「除名者が処分に不服な場合は、中央委員会に再審査を求めることができる」という党規約55条だ。「全国の党員に来年1月の党大会での除名処分の撤回に向けて一緒に頑張ろうと呼び掛けたい」と語気を強めた。


ゲスト / Guest

  • 松竹伸幸 / Nobuyuki MATSUTAKE

研究テーマ:『シン・日本共産党宣言—ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』

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