2013年12月03日 14:00 〜 15:00 10階ホール
星野仙一 東北楽天ゴールデンイーグルス監督 記者会見

会見メモ

東北楽天ゴールデンイーグルスを球団創設から9年目で初めて日本一に導いた、星野仙一監督が会見し、監督としての哲学や選手育成法、日本シリーズ第6戦敗退後の気持ちの切り替え、田中将大選手の米大リーグ挑戦、東日本大震災被災者への思いなどを語った。
司会 日本記者クラブ企画委員 宮内正英(スポーツニッポン)

会見リポート

「人の味 記事の味」 日本一監督からのメッセージ

日本シリーズ終了からちょうど1カ月。地元・仙台での日本一パレードなど慌ただしいスケジュールをこなしてきた星野監督がシリーズ後、初めてどっしり腰を下ろして臨んだ会見となった。親会社が新聞社の中日ドラゴンズに長く籍を置いたうえ、プロ野球出身者によるテレビキャスターの草分けとなったNHK「サンデースポーツスペシャル」など、常に積極的にマスコミに関わってきた人だけに、この世界の表裏を知り尽くしている。故にわれわれにとってはごまかしが利かない、手ごわい相手なのだが、半面、良き理解者である。自ら冒頭のあいさつを早めに切り上げ、質問時間に割り当てるなどのプロデューサーぶりを見せた。


「この場に呼ばれたことは名誉なのか義務なのか、迷うところではありますが、喜ばしいこととして、皆さんの質問に率直にお答えします」。こう前置きして中日ドラゴンズ退団から阪神タイガース監督就任のいきさつ、エースの田中将大で第6戦を落とした試合後のミーティングを含め、これまで表には出ることのなかった日本シリーズのエピソードを明かしたが、その一方でさり気なく警鐘を鳴らした。


「人の味 記事の味」。揮ごうを求められて記したこの言葉。「意味はそれぞれの方に考えていただきたい」と多くを語らなかったが、真意は察しがつく。没個性の時代、わがスポーツ新聞界も例外ではない。目の前で起きた現象に〝囲み〟で得たコメントをちりばめるだけの記事が目立つようになった今日この頃。独自の取材に基づき、視点を定めた記事がめっきり減ったことを嘆く声をあちこちから聞く。そんな折、星野監督に内角鋭く、痛いところを突かれた。


企画委員 スポーツニッポン新聞常務執行役員編集担当 宮内 正英

ゲスト / Guest

  • 星野仙一 / Senichi Hoshino

    日本 / Japan

    東北楽天ゴールデンイーグルス監督 / Manager, the Tohoku Rakuten Golden Eagles

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