会見リポート
2014年11月17日
15:30 〜 16:30
10階ホール
OECD「東南アジア経済アウトルック2015年版」詳細発表会見 玉木林太郎OECD事務次長
会見メモ
11月13日にOECDが発表した「東南アジア、中国、インド:エコノミックアウトルック2015」の詳細について、玉木林太郎事務次長が説明した。内外のリスク要因はあるが、中期的な経済見通しは概ね堅調と判断している、と述べた。
司会 大信田雅二 日本記者クラブ企画委員(テレビ東京報道局次長兼ニュースセンター長兼解説委員)
会見リポート
新興アジア経済は堅調 日本の金融緩和がリスクにも
大信田 雅二 (企画委員 テレビ東京報道局次長兼ニュースセンター長兼解説委員)
7~9月期のGDPが前期比マイナスと発表された日だった。消費税増税の影響かとの問いに「購買力低下はどうしても起こりうる」と即答。日本の経済成長のためには「生産性を上げることが遠いようで唯一の近道」と明快だ。翌日に安倍首相が正式表明した税率引き上げ延期の政治判断への批判にも聞こえる。
「新興アジアの経済は中期的に堅調」とのOECDの予測を解説した上で、日本の金融緩和が新興国で投資過熱を招きかねないことに懸念を示した。ブーム終了時に新興地域の経済を混乱させる可能性があるという。
1年のうちに3回目の登壇は今年の記録。記念品のネクタイはOECDの予測を執筆した部下にプレゼントした。
ゲスト / Guest
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玉木林太郎 / Rintaro Tamaki
OECD事務次長 / Deputy Secretary-General, OECD
研究テーマ:OECD「東南アジア経済アウトルック2015年版」