2014年04月30日 13:00 〜 14:00 10階ホール
大畠章宏 民主党幹事長

会見メモ

民主党の大畠章宏幹事長が会見し、巨大与党に対抗するために、連休明けにも日本維新の会、結い、生活などの各党幹部間で意見交換を始めたいと述べた。

アベノミクスについては、出口戦略が示されておらず、取り残された国民や地域が出始めていると批判した。

司会 倉重篤郎 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)


会見リポート

安倍政権追及の構え見せるも 代表選の動向が鍵

倉重 篤郎 (企画委員 毎日新聞専門編集委員)

アベノミクスを掲げ世界を歴訪する安倍晋三首相に比べて、存在感が薄い野党の面々。だが、政治の世界は一寸先が闇。いつ何時風向きが変化するかもしれないし、そもそもこの選挙制度である限り政権交代は必然だ。野党各党にその準備と覚悟があるのか。政権を取り返すための再編協議はどこまで進んでいるのか。各党のキーパーソンを招き「どうなる野党再編」を聞いた。トップバッターは、野党第一党・民主党の大畠章宏幹事長。


大畠氏は、まだなお同党への信頼が回復されてない、としながらも、アベノミクスにおける出口戦略の欠落、弱者軽視・企業本位の経済政策の限界、近隣外交の手詰まりなど、突っ込みどころ満載とばかり安倍政権の弱点を指摘。特に、先のTPP交渉について、報道されているように実質合意しているのだとすれば情報開示の面で大問題だ、と今後国会で追及する構えを見せた。


他党との具体的連携については、5月の連休明けに幹事長・国対委員長会談を開催する意向を表明、民主党代表選を今夏に行う可能性については、海江田万里代表の判断次第だとした。この代表選を実施するか否かが再編の鍵になりそうだ。


ゲスト / Guest

  • 大畠章宏 / Akihiro Ohata

    日本 / Japan

    民主党幹事長 / secretary-general, The Democratic Party of Japan

研究テーマ:どうなる野党再編 キーパーソンに聞く

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