2008年01月30日 00:00 〜 00:00
ロバート・フェルドマン・モルガン・スタンレー証券経済研究主席「2008年経済見通し」4

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会見リポート

日本は「博物館の恐竜」

稲田好美 (時事総合研究所代表取締役)

不透明な政治・経済情勢、改革の停滞など、外国人投資家にとって魅力を失った日本を「博物館の恐竜」に例える。08年度1・1%の成長を見込むが、住宅投資の回復に時間がかかり、個人消費も大きくは伸びない。もちろん米国のサブプライム問題の影響は避けられず、円高、原油高の悪影響も心配だとする。

総選挙後には政界再編が行われ、(1)改革の勝利(2)大連立政権(3)守旧派連立の勝利─と3つのシナリオがあり得ると説明。日本の魅力を取り戻すためには、政治が「改革」の方向を示すことが大切だと力説した。

また、「メディアの在り方」について“注文”も。特に、取材先と癒着があってはならないと強調、企業収益に関する観測記事も「利用されているのではないか」と疑問を呈した。それもこれも「日本再生に大きな役割を果たすと期待しているから」だと。

ゲスト / Guest

  • ロバート・フェルドマン / Robert Alan Feldman

    モルガン・スタンレー証券経済研究主席 / Ph.D. Managing Director, Morgan Stanley MUFG Securities

研究テーマ:2008年経済見通し

研究会回数:4

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