2008年01月28日 00:00 〜 00:00
高橋進・日本総合研究所副理事長「2008年経済見通し」2

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会見リポート

日本経済3つの下振れ要因

見市 元 (朝日新聞出身)

年初の国会で「もはや日本は、経済は一流と呼ばれるような状況ではなくなった」と経済閣僚が演説した。そんなご託宣を受けるまでもなく、米国のサブプライム住宅ローンの破綻による金融不安で世界中の株価が下落し、日本経済も大揺れだ。

高橋氏は今年の日本経済見通しの「下振れ要因」にサブプライム、原油高、住宅投資減の3つを挙げ、原油、住宅は想定内の影響としながら、サブプライム問題の激震がどこまで広がるか見当をつけかねていると述べた。

一方で、中国、インドなど新興国、あるいは欧州経済も、不振の米経済とはデカップリング(非連動)で堅調だ、と世界経済のダイナミックな変化も指摘した。それにしてもひどい「日本売り」だ。「日本から政策の方向性が出てこないことが不信を買っているためだ」と高橋氏。「政治が二流」では結局、経済もダメなのだ。

ゲスト / Guest

  • 高橋進 / Susumu TAKAHASHI

    日本 / Japan

    日本総合研究所副理事長 / Vice chief director,The Japan Research Institute, Limited

研究テーマ:2008年経済見通し

研究会回数:2

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