会見記録/昼食会/研究会

2011年10月13日    14:00〜 15:00
震災復興とコミュニティ再建:途上国からの視点    宴会場(9階)

氏名 震災復興とコミュニティ再建:途上国からの視点
研究テーマ シリーズ企画「3.11大震災」

会見メモ

ローズ・タマエ氏 Ms.Rose Thamae 南アフリカ共和国 通訳:津野暁子氏

ニャーナセルバム・バサンタカラ氏 Ms.Gnanaselvam Vasanthakalaスリランカ 通訳:宮本城氏

イブラヒム・ムハンマド氏(日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET) 通訳:加藤丈典氏



司会 日本記者クラブ企画委員 宮田一雄(産経新聞)


日本記者クラブのページ

http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2011/10/r00023386/

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震災復興とコミュニティ再建:途上国からの視点 写真 1 震災復興とコミュニティ再建:途上国からの視点 写真 2      

記者による会見リポート

犠牲者ではなく、サバイバー

研究テーマ:シリーズ企画「3.11大震災」

スリランカのニャーナセルバム・バサンタカラさんは2004年のインド洋大津波で被災した村の復興に取り組んできた。ローズ・タマエさんは南アフリカで、エイズの病原ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染した人たちを支援する活動を続けている。


コミュニティ再建の担い手であるこの2人の女性指導者と、イラクで子どもたちの医療支援活動を行うムハンマド・イブラヒムさんの3人は会見の前日まで、宮城県石巻市を3日間にわたって訪れていた。


東日本大震災では「今度は自分たちが日本を助ける番だ」と途上国から支援の申し出が相次いだ。日本にとってそれは、地球規模の課題とその解決のための国際支援の重要性を再認識する機会でもある。


津波に加え、内戦の激化にも直面したバサンタカラさんは、生活の再建には、定住住宅と漁業など生活基盤の確保を急ぐ必要があると語った。被災地では様々な人が共同で生活する場面も増えるため、良好な関係を築く催しを通し、絆を失わないようにする配慮も必要だという。


自らもレイプでHIVに感染した経験を持つタマエさんは「私はレイプサバイバーであり、HIVサバイバーです」と語った。過酷な体験の犠牲者ではなく、サバイバー(生存者)だと強調するのは「自分に起こったことを受け入れ、前に進むことが大切」と考えるからだ。


石巻でタマエさんが自らの体験を語ると、被災者の一人も「この話をするのは初めてです」といって自分の話を始めた。信頼関係の構築には「相手が自ら話したくなるのを待つこと」が重要だという。


産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員 宮田 一雄
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