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会員が出版した書籍を、著者自身によるワンポイント紹介とともに掲載しています。


■開戦前夜の「グッバイ・ジャパン」─あなたはスパイだったのですか?

伊藤 三郎(朝日新聞出身)
米記者の数奇な軌跡 日米開戦前夜、スパイ・ゾルゲからの情報で「ヒトラー、ソ連侵攻」などの歴史的スクープを連発した米紙東京特派員ニューマン。彼と偶然出会った著者は、日本の軍国主義を糾弾した彼の著作の日本語復刻版『グッバイ・ジャパン』を刊行(1993年)、ニューマンを幸運な無垢の記者として賞賛した。だが彼の死後「もしやスパイだったのでは」との疑念に苛まれる。そんな著者を「手直し」の執筆に踏み切らせたのは、ある歴史学者のひと言─歴史を追究するものは、死者に鞭打つことをためらうなかれ。第二次世界大戦の深い謎に迫る、スケールの大きいノンフィクションである。
現代企画室 / 0円 / ISBN

■レバノン杉物語―「ギルガメシュ叙事詩」から地球温暖化まで

伊藤 章治(東京新聞出身)
森と人間の共存を考える 10数年前、都内で開かれたレバノン杉保存の集まりで数葉の写真に接し、「貴婦人がスカートを広げたような」美しさに魅了された。同時に、人類最古の叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」に登場するこの銘木が、乱伐で絶滅の危機にあることも知らされた。 カメラマン氏(鍔山英次会員)とともに現地レバノンに何度か通って危機の実相を追い、併せて同じ運命をたどっている秋田杉や屋久杉も訪ねて、「森と人間の共存」について考えた。 なお本書は、このほど創刊の「桜美林ブックス」の第一号である。
桜美林ブックス、発売元・はる書房 / 0円 / ISBN

■豪商と江戸しぐさ 成功するリーダー列伝 おもしろ義塾2

桐山 勝(日本経済新聞出身)
豪商にみるリーダーの心得 日本人の劣化が進んでいる─そんな危機感から昨年末、『人づくりと江戸しぐさ』を上梓した。「思いやり」や「お互いさま」の大切さを訴えた。年齢に関係なく、人間として身につけておきたい心得だ。 今回は豪商にみるリーダーの心得。15のケースを取り上げた。「信望と人望」「戦略と戦術」「優しさと勁さ」など、それぞれの違いがわかり、実践してこそリーダーといえまいか。 商人からみた「江戸の経済社会史」としても読んでいただける。
MOKU出版 / 0円 / ISBN

■石油国家ロシア─知られざる資源強国の歴史と今後

鈴木 博信訳(NHK出身)
核より物言うエネルギー兵器!  帝政ロシア時代、米露2国だけで世界の石油産出高の97%を占め、米国をしのいで世界一の産油国になったこともあるロシアが、石油大国として復活した。しかも今回は天然ガスという「新しい政治的武器」をあわせもつガス大国でもある。冷戦期も今も核兵器は「相互確証破壊」つまり使えば共倒れになる「使えない」手札であるが、ガスパイプラインはその気になれば「使える」手段である。 西側わけてもガス供給をロシアに大きく依存するEU諸国は「相互確証抑制」つまり相手を有効に抑止する手を欠いており、ロシアは潜在的にはソ連を上回る影響力を秘めた大国だ─と著者は主張する。
日本経済新聞出版社 / 0円 / ISBN

■放送法を読みとく

山田 健太ほか編(日本新聞協会出身)
“いま”の放送法の理解のために 先般の国会で廃案になった法案の一つに「放送法」がある。大臣自らが50年ぶりの大改正と呼んでいた、「放送と通信の融合」状況に対応するための法制度の整備である。 いったい放送がどう変わるのかを知るためには、「いま」の放送制度をきちんと理解することが必要だ。日本の放送の歴史と現行制度の仕組み、さらに後半では放送法の逐条解説を収録した本書は、そのための一冊としての役割を果たすことができるはずだ。未来の「放送」を語るために、ぜひ手にとっていただければと思う。
商事法務 / 0円 / ISBN

■命なりけり 特攻四たび生還の記 

堀越 作治 (朝日新聞出身)
生還特攻隊員二人の苦悩を追う 「死への片道切符」といわれた「特攻隊」で、いかに多くの若者が命を落としたことか。第二次大戦末期のあの悲劇には、まだ語り尽くされぬことが多々あるが、ここに取り上げたのは、特攻機のエンジン故障で4回も戻った元隊員の記録である。
  仲間が皆敵艦に突っ込んだのに、ただ一機基地に帰る時の苦悩。それが二度、三度、四度。そして軍の出撃記録にも載せられず「なかった」ことにされた二人の隊員の後を追う。
東京図書出版会 / 0円 / ISBN

■永田町の愛すべき悪党たち

髙橋 利行 (読売新聞出身)
取材者の生の感情を表に 政治の動きが世に出るのは、新聞でも、テレビでも、政治記者、放送記者という第三者が介在していることが多い。普段は見えない、その影や生の感情という「プロセス」を表に出してみたらどういうことになるのか。
  鼻持ちならない自慢話に陥りかねないし、関わらなかった動きは伝えられない。その試みを可能にしたのは、長年、政治を牛耳ってきた田中派という存在であり、著者が敢行した読みどころであるらしい。
PHP研究所 / 0円 / ISBN

■亡国のインテリジェンス ─「武器なき戦争」と日本の未来

仮野 忠男 (毎日新聞出身)
日本のインテリジェンス体制を検証 外務省上海領事館の館員自殺事件、海上自衛隊イージス艦の情報漏洩事件……。相次ぐインテリジェンスにかかわる不祥事の数々。
  「日本のインテリジェンス体制は一体、どうなっているのか」という疑問を出発点に、その欠陥や是正策について、中西輝政京都大学教授、大森義夫元内閣情報調査室長、岡崎久彦元外務省情報調査局長らインテリジェンス専門家19人と語り合った。問題提起型の画期的な対話集になったと自負している。
日本文芸社 / 0円 / ISBN

■日本まちづくり事典

井上 繁 (日本経済新聞出身)
低炭素社会から大根まで まちづくりは、生活の舞台である地域を元気にする活動である。都市再生や交通だけでなく、環境、景観、文化・芸術、産業・経済、コミュニティ、NPO、観光など多彩なテーマをそ上に乗せた。巻末に、全国のすべての市区町村のまちづくりの特徴をキーワードで示している。651ページの本書の3分の1はキーワードと索引である。3年前に上梓した『世界まちづくり事典』とともに、クラブの本棚に置かせていただいている。要覧とはひと味違った地域の姿を調べる際に、ご活用ください。
丸善 / 0円 / ISBN

■「沖縄と日米安保」~問題の核心点は何か

池田 龍夫・共著 (毎日新聞出身)
日米関係再構築を 「60年安保改定」50年を機に、記者クラブ同人の柴田鉄治、鈴木顕介、池田龍夫が分担執筆し、社会評論社からブックレットを緊急出版しました。柴田は「日本のメディアの驚くべき『変質』」を論じ、鈴木が「アメリカの世界戦略と日本」を分析、池田は「『日米密約』の背景」にメスを入れています。普天間問題の紛糾が続いている今、日米関係再構築を訴える私たちの願いを読み取っていただければ幸いです。
社会評論社/ちきゅう座ブックレット / 0円 / ISBN
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