会見記録/昼食会/研究会

2014年2月27日    15:00〜 16:00
元首相 村山富市    宴会場・連結(9階)

氏名 村山富市 Name Tomiichi Murayama
日本 Nation Japan
肩書 元首相 Title Former Prime Minister

会見メモ

2月中旬、韓国の野党・正義党の招きで訪韓し、国会議員に向けに講演した、村山富一・元首相が会見した。訪韓の背景や講演の内容を説明後、「村山談話」「河野談話」などの質問について答えた。

司会 倉重篤郎 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)

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元首相 村山富市 写真 1 元首相 村山富市 写真 2      

記者による会見リポート

卒寿の元首相 村山、河野談話の正統性を力説

元首相としては、かつてなく饒舌で思い切りのいい会見だった。


今回の韓国訪問(2月11日~13日)の経緯、成果についてお話しいただいたが、やはり焦点は、河野、村山両談話の評価。質問もここに集中した。村山談話については、「歴代政権が継承してきており、ある意味国際的な約束事、日本の国是みたいなもの。安倍(晋三首相)さんも否定できない」と、その正統性を強調、河野談話については、さらに踏み込んだ。すなわち、慰安婦募集の強制性、ヒアリング調査の信用性という観点から同談話を再検証すべきだ、という現行の議論に対して以下のように反論した。


「(談話は)業者、軍、政府関係の資料を調べて総合的に判断して作られた。軽はずみに根拠なく作った作文とは思えない。事実がなかったと、詮索する意味はない。収まった問題をあげつらい、『日本はけしからん国だ』といわれる状況を作って何になるのか」。再検証は必要とは思えない、むしろ、日本の立場を一層悪くするのではないか、との懸念といら立ちをにじませた形だ。


尖閣、日中問題については、中国側メディアから3人の女性記者が質問、リベラルな元首相から中国側に有利な言質を引き出さんとするものもあった。村山氏は日中どちらの領有権に正当性があるかについては若干フラットな発言をしたものの、本旨としては、小異を超えて大同につくべきだとの立場から首脳会談の早期実現への強い期待を表明した。


3月3日で90歳になった。同じ首相の名前を冠した政策・路線であるアベノミクスと村山談話。どちらがより長命でしょうか、との質問に対しては「それは村山談話に決まっちょる。歴史談話じゃけん」との答えをいただいた。


企画委員 毎日新聞論説室専門編集委員 倉重 篤郎
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