2014年02月27日 11:45 〜 13:15 宴会場(9階)
昼食会 熊崎勝彦 プロ野球コミッショナー

会見メモ

本年1月にプロ野球コミッショナーに就任した、熊崎勝彦氏が会見した。就任の背景、統一球問題を受けての組織改革、コミッショナーの権限と役割、事業の拡大などについて話した。

司会 宮内正英 日本記者クラブ企画委員(スポーツニッポン新聞社)


会見リポート

プロ野球誕生80年 国際交渉力、広報力を高めたい

宮内 正英 (企画委員 スポーツニッポン新聞常務執行役員編集担当)

今年1月1日付でコミッショナーに就任した熊崎氏にとって今回が初の公式会見となった。さまざまな問題を抱えるプロ野球界。難局に立ち向かう自らを「火中の栗を拾う、というが私の場合は溶鉱炉みたいなもの」と表現した。


昨シーズンの球界は公式球を反発係数の高い、いわゆる〝飛ぶボール〟に変更しながら、その事実を公表しなかったことが加藤良三前コミッショナーの辞任に発展。また、WBCの収益配分をめぐり選手会が反発。田中将大投手(前楽天)のNYヤンキース移籍プロセスではポスティングシステムの矛盾も露呈した。「あまりに従属的」との批判もある大リーグとの関係をいかに是正していくか。


「まず国際交渉力をいかにつけていくかだ。発信力、管理力、透明性の伴う広報力を高めていかなければならない」とし、活性化、社会貢献の旗印として侍ジャパン事業を挙げた。さらに今秋には大リーグ選抜の日米決戦を予定していることを明らかにするなど、40分間の熱弁。プロ野球誕生80年目、節目のシーズンに就任した第13代コミッショナーの手腕に注目したい。


ゲスト / Guest

  • 熊崎勝彦 / Katsuhiko Kumazaki

    プロ野球コミッショナー / Commissioner, Nippon Professional Baseball(NPB)

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