会見記録/昼食会/研究会

2014年2月13日    15:00〜 16:30
理化学研究所発生・再生科学総合研究センタープロジェクトリーダー 高橋政代    10階ホール

氏名 高橋政代 Name Masayo Takahashi
日本 Nation Japan
肩書 理化学研究所発生・再生科学総合研究センタープロジェクトリーダー Title Project Leader Laboratory for Retinal Regeneration, RIKEN Center for Developmental Biology
研究テーマ iPS細胞

会見メモ

高橋さんが、「iPS細胞の網膜疾患への応用」と題して話した。加齢黄斑変性症の患者に色素上皮を移植する研究については、1990年代から基礎研究を始め、応用研究、実用研究、臨床研究、臨床治験と進み、事業化まで視野に入れていることを明らかにした。

STAP細胞については、有望なことは間違いないがが、まだ基礎研究の段階にあるとした。

司会 服部尚 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞)

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記者による会見リポート

世界初 iPS細胞移植手術に挑む

研究テーマ:iPS細胞

山中伸弥教授のノーベル賞受賞などで、再生医療が熱視線を集めている。眼科医の高橋さんは世界の1番手として今年、iPS細胞移植手術に挑む。冷静な語りの中に、臨床面で日本の再生医療を担う情熱が感じられた。


対象は加齢黄斑変性症。網膜中央の部分が損なわれ、視力が失われる病気だ。6人の患者の黄斑に、本人のiPS細胞から育てた網膜色素上皮細胞のシートを移植する。


細胞の安全性については自信を持つ。「iPS細胞はどんどん増えてしまうが、色素上皮細胞になれば安全。細胞のリスクよりも手術のリスクの方が大きい」と述べた。効果については「元通り、よく見えるようになることは諦めざるを得ない」とした。矯正視力で0・1を取り戻せば、さまざまな手段で読み書きができるという。


「各省庁が協力的で、新法制定や薬事法改正が行われた。海外から日本で再生医療の治験をやりたいという声を聞く」とうれしい話も。話題のSTAP細胞については「基礎研究の段階。再現可能性が示され、幼いマウス以外でもできることがわかれば、実用研究も考えたい」と述べた。


東京新聞科学部長 吉田 薫
フォトギャラリー
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    呉士存 中国南海研究院院長 (団長)/于鉄軍 北京大学国際戦略研究院副院長、副教授/張新軍 清華大学法学院副教授 2016/06/24

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