2014年11月14日 16:00 〜 16:45 10階ホール
グテレス 国連難民高等弁務官 記者会見

会見メモ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグテレス高等弁務官が会見し、国内避難民を含め世界の難民は2013年末時点で5100万に達し、人道支援での対応が不可能なレベルになっているとした。世界に1000万以上いるといわれる無国籍者問題については、UNHCRは無国籍者をなくすキャンペーンを始めており、日本に関連国際条約に加入するように即した。

司会 杉田弘毅 日本記者クラブ企画委員(共同通信編集委員室長)

通訳 長井聡子、児玉寿愛


会見リポート

とにかく紛争を止めよ

世界の難民・国内避難民の数は近年の「劇的な加速」により昨年、ついに5000万人を超えたという。中でもイラク・シリア危機では1200万人以上が故郷を追われ>た。グテレス氏は「巨大な(ジャイガンティック)人道危機」と呼んだ。


「歴史上の戦争には勝者と敗者がいるが、この危機に勝者はいない。すべてが敗者で>あり、永遠に終わる兆しがない。われわれが住んでいるのはそういう世界なのだ」。日々の動きばかり追っていると、つい全体が見えなくなる。あらためて危機の深刻さに気づかされる訴えだった。


「解決策はあるのか」という問いかけに、「人道的な解決策はない。政治的な解決しかない。とにかく紛争を止めることだ」と答えた。世界の政治指導者の無力さに対するもどかしさが感じられた。


毎日新聞論説委員 大木 俊治

ゲスト / Guest

  • アントニオ・グテレス / António Guterres

    国連難民高等弁務官 / UN High Commissioner for Refugees

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