会見記録/昼食会/研究会

2016年2月9日    15:45〜 17:15
聖学院大学特任教授 宮本悟    9階会見場

氏名 宮本悟 Name Satoru Miyamoto
日本 Nation Japan
肩書 聖学院大学特任教授 Title Project Professor, Seigakuin University
研究テーマ 北朝鮮の核実験と軍事力

会見メモ

宮本悟 聖学院大学特任教授が、核実験、ミサイル発射を行った北朝鮮の軍事力について話し、記者の質問に答えた。
司会 山本勇二 日本記者クラブ企画委員(東京新聞)

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聖学院大学特任教授 宮本悟 写真 1 聖学院大学特任教授 宮本悟 写真 2 聖学院大学特任教授 宮本悟 写真 3 聖学院大学特任教授 宮本悟 写真 4  

記者による会見リポート

核・ミサイルは外交目的ではない

研究テーマ:北朝鮮の核実験と軍事力

4回目の核実験、“人工衛星”の打ち上げと、新年早々からニュースのネタを次々と提供してくれる北朝鮮。厄介な国への関心の高さを反映してか会場は満席だった。「弾道ミサイルはどうやって飛ぶの?」「原爆と水爆の違いは?」、わかっているようで意外とわかっていない素朴な疑問にも、豊富な軍事知識を駆使して丁寧に説明してくれた。

 

北朝鮮のミサイル開発は1973年、第4次中東戦争に空軍を派遣した謝礼としてエジプトから贈られた2基のスカッド・ミサイルに始まるという。ほぼ3年周期で繰り返されている発射と核実験は「性能向上のための技術開発であって外交とは無縁だ。国際社会から非難されるだけで外交上得るものは何もない」という説明には説得力があった。

 

2013年2月の3回目の核実験は、三重水素や重水素といった核融合物質を使用して核分裂を促すブースト型核分裂兵器の可能性があるという。2016年1月の4回目の実験は、爆発の規模が前回よりも小さかったものとみられ、水爆実験に成功という北朝鮮の発表の真偽はともかく、弾道ミサイルに搭載可能なまで核兵器の小型化に成功している可能性すらある、と指摘する。

 

公表されている演説の分析によると、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は父親の金正日(キム・ジョンイル)総書記よりもさらに核開発に積極的だという。北朝鮮ウォッチャーの多忙な日々はまだまだ続きそうだ。


NHK解説委員 出石 直
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