会見リポート
2015年07月16日
15:00 〜 16:30
9階会見場
テレビ演出家 今野勉氏 「戦後70年 語る・問う」(25)テレビと戦後70年
会見メモ
TBSでドラマ制作に携わったあと、テレビマンユニオンの創立に参加した今野さんが「テレビと戦後70年」をテーマに話し、記者の質問に答えた。
司会 星浩 日本記者クラブ企画委員(朝日新聞社)
会見リポート
今野勉さんへの手紙
芋原 一善 (東日本放送常務取締役)
拝啓
「お前はただの現在に過ぎない」
私自身はテレビ朝日に入社した時から、そして、仙台のローカル局で働く今もこの言葉の意味を考え続けてきました。
今野さんは、「オリンピックと沖縄」についてから話を始められましたね。東京オリンピックのときにTBSで制作されたドラマ「土曜と月曜の間」、この日はこの作品の一部分しか拝見することができませんでしたが、その手法の斬新さと、28歳の若さで日曜21時放送の芸術祭参加作品を作るというその時代のテレビの若さが心に残りました。5年後に再び東京オリンピックを迎えるこの国の沖縄をめぐる有様は何も変わっていないようですね。
「テレビと大衆の向き合い方」のお話も印象的でした。私自身はいま、テレビが地域の大衆とどう向き合っていくのか試行錯誤しています。今野さんは最後に「いま、テレビはけっこう頑張っていると思う」と言われました。私には若いテレビ人への励ましのように聞こえました。
最後になりましたが益々のご活躍をお祈りいたします。
敬具
ゲスト / Guest
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今野勉 / Tsutomu Konno,
日本 / Japan
テレビ演出家 / Director/ Supreme Advisor, TV Man Union.Inc.
研究テーマ:戦後70年 語る・問う
研究会回数:25