2015年04月02日 16:00 〜 17:00 10階ホール
福島県立ふたば未来学園高校 丹野純一校長、南郷市兵副校長 会見

会見メモ

4月8日に開校する福島県立ふたば未来学園高校の丹野純一校長、南郷市兵副校長が会見した。設立までの経緯や今後の展望などについて話し、記者の質問に答えた。
司会 橋本五郎 日本記者クラブ企画委員(読売新聞)
福島県教育庁の同校ページ
同校パンフレットpdf


会見リポート

目の前の課題と向き合い 未来の変革者を育てる

中西 茂 (読売新聞調査研究本部主任研究員)

東日本大震災から4年。福島第1原発の地元、福島県双葉郡の住民の多くは帰還のめどが立たない。その原発から20数キロの広野町で、152人の1期生を迎える直前の会見だった。

 

開校式は4月8日。新しい学校を「双葉の教育の火をともし続けたいという願い、先進的教育を実現したいという思い、復興を成し遂げようという子どもたちに芽生えた強固な意志を礎にした学校」と説明する。各界の第1人者たちも授業を作り、文部科学省が検討中の新しい教育も先取りするからだ。

 

40代の校長(右)と30代の副校長のコンビがめざすのは「未来の変革者」の育成だ。中学校と連携したふるさと創造学で地域を考え、原子力防災研究といったプロジェクトで目の前の課題と向き合い、国内外での研修を通してグローバルな視野も磨く。

 

避難先から寮生活に転じた生徒が半数を超える。「仮に10年後に戻れなかったとしても、それぞれの場で社会の変革者になっていてほしい」「キーワードは、失敗を許し、挑戦を後押しする教育」。偉大な決意表明に拍手を送る場となった。


ゲスト / Guest

  • 丹野純一福島県立ふたば未来学園高校校長、南郷市兵福島県立ふたば未来学園高校副校長 / Junichi Tanno, principal, Futaba Future School / Ippei Nango, Vice principal, Futaba Future School

    日本 / Japan

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