2015年01月08日 17:00 〜 18:00 宴会場(9階)
エスピノス 世界空手連盟会長 記者会見

会見メモ

世界空手連盟会長のエスピノス会長と奈蔵稔久(なぐら・としひさ)事務総長が会見した。空手は2020年東京オリンピック、パラリンピックの正式種目入りをめざしている。
司会 土生修一 日本記者クラブ事務局長
通訳 野口弘子(全日本空手道連盟)


会見リポート

“ネマワシ”上々? 4度目の正直で種目入りなるか

塩谷 耕吾 (報知新聞運動第2部)

”ネマワシ”は上々といったところだろうか。「空手には、オリンピックスポーツとしての可能性があると信じている」。言葉の端々に、悲願の五輪種目入りへの手応えを感じさせた。

 

昨年12月に五輪開催都市に追加種目の提案権が認められて以来、国際競技団体の会長としては一番乗りで東京入り。会見前には下村文科大臣、舛添東京都知事、東京都議会の高島議長らと会談し、「いずれもポジティブな反応だった」と明かした。

 

関係者によれば、今回の来日は「最後のダメ押し」なのだという。すでに、昨年6月に菅官房長官を会長とする「空手道推進議員連盟」が発足。自民党の有力議員が名を連ねた。同11月には東京都議会で、空手と野球・ソフトボールの東京五輪での実施を求める決議が全会一致で可決。政治家を中心に、東京五輪関係者との水面下の調整は着々と進んでいる。

 

「過去3回続けて落選したが、今回はいい方向にいっていると感じている」。同席した奈蔵事務総長は余裕の笑みを浮かべていた。従来は弱点だった”政治力”を十全に行使した空手。会見は終始、楽観的な空気が支配していた。


ゲスト / Guest

  • アントニオ・エスピノス / Antonio Espinós

    世界空手連盟会長 / President of the World Karate Federation

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