2014年10月28日 13:00 〜 14:00 宴会場(9階)
シュリパッド・ナイク インド文化・観光相 会見

会見メモ

インドのナイク文化・観光相が会見し、10月27日から日本で始まったインド・フェスティバルの概要を説明した。

司会 土生修一事務局長

通訳 池田薫(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

仏教遺跡をつなぐ交通網整備を目指す

土生 修一 (日本記者クラブ事務局長)

インドでは今年5月の総選挙でインド人民党(BJP)が圧勝、モディ政権が誕生した。文化相は日本での文化イベント「フェスティバル・オブ・インディア」の開会式参加のために来日、新政権閣僚としてはクラブゲスト第1号となった。


新政権発足以来、外国人旅行者は増えているそうで、「首相の指示で、ビハール州をはじめインド各地の仏教に関連する名所旧跡をつなぐ交通網整備を優先して進めているので、日本の方々にもぜひ来てほしい」とPRした。インドの交通網整備については、日本政府は新幹線の売り込みに熱心で、中国との間で激しい受注競争を展開しているが、文化相は「高速鉄道網整備は来年から本格始動する」と述べただけで、日本の新幹線導入の見通しについては言及を避けた。


モディ政権は、10月から「クリーン・インディア」をスローガンとするキャンペーンを始めた。文化相は、「これは全国規模で環境を清潔にするというだけでなく、政治腐敗の一掃も目標にしている」と解説してくれた。「巨象インドの洗濯」の行方に注目したい。


ゲスト / Guest

  • シュリパッド・ナイク / Shripad Yesso Naik

    インド / India

    文化・観光相 / Union minister of culture and tourism

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