2014年10月10日 15:00 〜 16:00 10階ホール
枝野幸男 民主党幹事長 記者会見

会見メモ

民主党の枝野幸男幹事長が会見し、来年の統一地方選挙、原発政策、カジノ法案などの質問に答えた。

司会 倉重篤郞 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)


会見リポート

有権者の視線に変化 野党再編は共闘の場を増やすことから

倉重 篤郎 (企画委員 毎日新聞専門編集委員)

民主党の支持率は一向に上がらないものの、小さな変化が起こり始めている、という。


1つは、有権者の民主党を見る目である。少なくともこの1年9カ月、真面目に街頭演説に取り組んできた者に対しては視線が和らいできた。


2つ目に、アベノミクスへの期待度はまだあるものの、中小零細業者の間には思惑と異なり自分たちにあまり恩恵がきそうもない、という雰囲気が出てきた。今回、幹事長を引き受けたのも、そういった変化の兆しを感じ取っていたからだ。


今後の野党再編については、ベストよりベターの選択だとして、まずは野党として最も重要な国会審議の場で少しでも共闘できる場を増やし、その積み重ねで距離を縮める考えを示した。何よりも民主党がどういう方向に進んでいくのか。その発信役としての責務を果たしたい、と強調した。


尊敬する政治家として台湾の李登輝氏を挙げ、「政治とは時間の関数である」という同氏から直接聞いた、とする至言を紹介、日本の政治家としては鈴木貫太郎の名を挙げ、行き詰まった近代化の敗戦処理を自らも担いたい、と語った。


ゲスト / Guest

  • 枝野幸男 / Yukio Edano

    民主党幹事長 / secretary-general, The Democratic Party of Japan

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