2014年09月24日 15:45 〜 16:45 10階ホール
下村博文文科相 記者会見

会見メモ

下村博文・文科相が「教育制度改革の当面の課題」と題して話し、教育再生実行会議のこれまでの提言とそれを受けての具体的な取り組みなどについて説明した。

司会 杉尾秀哉企画委員(TBSテレビ)


会見リポート

次のテーマは高校・大学・学制改革 課題は教育関係費確保

杉尾 秀哉 (企画委員 TBSテレビ報道局解説室長)

9月3日にスタートした第2次安倍改造内閣。下村文科相はそのトップバッターとして会見に登場した。ちなみに今度で3回目。教育制度改革の課題をたっぷりと語った。


安倍総理肝いりの「教育再生」の金看板を背負って、下村氏は道徳教育や教育委員会制度など、これまで矢継ぎ早に改革を打ち出してきた。あまりのスピードの速さに文科省の官僚も、また教育現場も当惑を隠せない感がある。


そして、これから取り組むテーマが高校教育と大学教育、そして大学入試のあり方と、学制改革だ。グローバル人材の育成は日本にとって喫緊の課題だし、高校教育の質の向上と大学の人材育成機能の強化は、大学入試のあり方とも密接にリンクする。さらに、義務教育も現行の6・3制から小中一貫教育や、高校を含めた4・4・4制への移行を模索する動きもある。


ただ、制度をいくらいじっても、下村氏が会見で強調したように、教育関係費が対GDP比でOECD(経済協力開発機構)平均を大きく下回る現状では限界がある。今度はまさに、氏の実行力が問われている。


ゲスト / Guest

  • 下村博文 / Hakubun Shimomura

    日本 / Japan

    文部科学大臣 / Minister of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Minister in charge of Education Rebuilding

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