2014年06月25日 17:00 〜 17:45 10階ホール
オラシオ・カルテス パラグアイ大統領 記者会見

会見メモ

外務省実務訪問賓客として来日したパラグアイのカルテス大統領が会見した。エネルギーコストが安く、若年労働力が豊富な同国が、いかに投資対象国として魅力的かについて話した。

司会 中井良則 日本記者クラブ専務理事

通訳 丸山啓子


会見リポート

魅力を売り込み、投資を歓迎 距離は遠いが近い国

中井 良則 (日本記者クラブ専務理事)

南米大陸の真ん中の内陸国パラグアイ。日本から最も距離が遠い国の1つだが、78年間の移民の歴史を強調し「日本は近い国」と熱弁をふるった。隣の司会席で見ていると、顔に汗がにじんでいた。


「食糧、エネルギー、労働力の3つがそろい、投資のコスト・パフォーマンスは高い」


大豆の輸出は世界第4位の農業国。ブラジルと共同開発のイタイプー・ダムなど水力発電が豊富で電力を輸出する。若い人が多く人件費は安い。魅力を次々に並べ「パラグアイほど日本の投資を歓迎し、必要とする国は世界にはない」とまで言う。人口減で自信喪失気味の日本が久しぶりに聞く賛辞だった。


ちょうどサッカーW杯の真っ最中。4年前のW杯南アフリカ大会決勝トーナメントで日本はパラグアイと対戦。PK戦で敗れ、ベスト8を逃した。W杯ブラジル大会の感想を聞かれると「質問するのはやさしいが、答えるのは難しい」と苦笑い。今大会は南米地区予選で敗れ、ブラジルには行けなかった。サッカー自慢の熱弁の方は残念ながらお預けだった。


ゲスト / Guest

  • オラシオ・カルテス / Horacio Cartes

    パラグアイ / Paraguay

    大統領 / President

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