2014年05月23日 15:00 〜 16:15 10階ホール
歌舞伎座再開場1周年記念 記者会見

会見メモ

松竹の迫本淳一社長、安孫子正専務、歌舞伎俳優の中村梅玉さんが、歌舞伎座の新会場から1年を振り返った。迫本社長は、1年間の来場者数が132万にのぼり、当初の目標を超えたことを報告した。梅玉さんは「本当にすばらしい劇場をつくっていただいた」と俳優の立場から賛辞を送った。

司会:川戸惠子 日本記者クラブ企画委員(TBSテレビ)

写真は左から安孫子専務、迫本社長、梅玉さん


会見リポート

動員数132万人を達成 幹部と若手が一丸となって

小玉 祥子 (毎日新聞学芸部編集委員)

歌舞伎の殿堂である歌舞伎座は、昨年4月の新開場から1年余が経過した。新劇場は劇界の枠を超えた話題となった。迫本淳一・松竹社長は、3月末までの1年間で132万人を動員し、当初目標の110万人を大きく上回ったと報告した。


開場前に新劇場での活躍を期待されていた人気俳優の中村勘三郎、市川團十郎が相次いで世を去ったこともあり、中堅、若手世代の積極登用も行われた。安孫子正・松竹専務は「(4~6月の)3カ月は幹部から若手まで総動員」「7月から9月は継承をめざし、若手中心」「(10~12月の)3カ月は『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』という古典の名作を幹部、若手の両方に演じてもらった」と解説した。


俳優代表の中村梅玉・日本俳優協会理事は「素晴らしい劇場を作ってもらい感謝している。問題はソフトで、舞台の充実が必要。先人の芸を発展させるように努力したい」と抱負。経営陣と俳優が両輪となっての興行であることを印象づけた。


ゲスト / Guest

  • 歌舞伎座再開場1周年記念 記者会見(迫本淳一・松竹社長、安孫子正・松竹専務取締役、歌舞伎俳優・中村梅玉さん) / Junichi Sakomoto, President & CEO, SHOCHIKU Co., Ltd. Tadashi Abiko,Executive Managing Director , SHOCHIKU Co., Ltd. Nakamura Baigyoku, Kabuki Actor

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