2014年05月20日 16:30 〜 17:30 宴会場(9階)
連続会見「どうなる野党再編 キーパーソンに聞く」江田憲司 結いの党代表 

会見メモ

江田憲司・結いの党代表が会見し、野党再編は基本政策の一致が大前提になると述べた。日本維新の会とは基本政策をすり合わせており、合意ができれば、両党を解党し、新党をつくるプロセスに入る、と。

司会 倉重篤郎 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)


会見リポート

「この指止まれ再編」に

松浦 義章 (共同通信編集委員兼論説委員)

「シナリオがあるわけではない。結果を見て評価していただくしかない。途中経過をいろいろ言われるが、気にしていない」。昨年12月の結党時に、次期衆院選までに野党再編も政界再編も起こらなかったら議員を辞職すると宣言していた「触媒政党」の代表は、再編の現状をこう表現した。


結いの党と日本維新の会は新党結成を目指し、憲法、原発、教育、福祉などの基本政策の方向性について協議を重ねている真っ最中。「政策の合意がなければ新党はできない」「両党とも多くの比例議員を抱えており、互いに解党して合流・合体する形式の『この指止まれ再編』になる」と語った。


自民党との対立軸を聞かれると、「既得権益の打破、小さな行政機構だ」と答え、行政のスリム化で浮いたカネを分配すれば、「小さな政府による大きなサービス」の提供も可能になるとした。


安倍政権が意欲を示す集団的自衛権に関する憲法解釈の変更については「変更しないで済むならそれに越したことはない。憲法改正に匹敵する。国民の生命、財産に重大な影響を及ぼす問題には、政治家は謙虚、抑制的であるべきだ」。元通産官僚らしく、終始歯切れのいい話しぶりだった。


ゲスト / Guest

  • 江田憲司 / Kenji Eda

    日本 / Japan

    結いの党代表 / Leader of Unity Party

研究テーマ:どうなる野党再編 キーパーソンに聞く

研究会回数:4

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