2014年05月12日 16:30 〜 17:30 10階ホール
連続会見「どうなる野党再編 キーパーソンに聞く」浅尾慶一郎 みんなの党代表

会見メモ

Keiichiro Asao, Leader of Your Party
みんなの党の浅尾慶一郎・新代表が会見し、行政改革、地域主権、生活重視の3本柱の政策を進めることで、国民の期待に応えたいと述べた。野党再編については、野党に限定せず、与党を含めた政界再編を考える方がより大きなインパクトを政界にあたえることができる、とした。
倉重篤郎 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2014/05/r00027241/

会見リポート

与党巻き込んだ政界再編を念頭?

葛西 大博 (毎日新聞政治部)

日本記者クラブでの会見は07年以来2度目で、代表就任以来初となった。本来の支持層の期待に応える政策を実現することが党の責務だとした。「みんなの党を一言で言うと、行政改革の政党と言っても過言ではない。いまも行革をやってほしいと多くの国民が思っている」と分析。過去の選挙でみんなの党に投票した人が重視した政策として「脱官僚」「地域主権」「生活重視」の3つを挙げた。


野党再編は、野党に限定せずに与党も含めた政界再編の方が世間に与えるインパクトも大きいと指摘した。みんなの党から分裂した結いの党について「もともとみんなの党と同じ政策の人たちなので、いつでも戻って来るのは歓迎する」と述べた。


興味深かったのは、かつて民主党で一緒だった生活の党の小沢一郎代表を「合理性の高い政治家」と評したこと。小沢氏が過疎地でみかん箱に乗り演説するのは、メディアに取り上げられ票につながるから。多くの秘書を雇い、選挙ごとに候補者のもとに派遣するのは感謝され、かつ自分の政治力を高めることになるから。その指摘は鋭く、異なるタイプの政治家にみえるが、浅尾氏は合理性で小沢氏と通じると感じているのではないか。


ゲスト / Guest

  • 浅尾慶一郎 / Keiichiro Asao

    日本 / Japan

    みんなの党代表 / Leader of Your Party

研究テーマ:どうなる野党再編 キーパーソンに聞く

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