2014年05月07日 14:00 〜 15:00 10階ホール
連続会見「どうなる野党再編 キーパーソンに聞く」松野頼久 日本維新の会国会議員団幹事長 

会見メモ

日本維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長が会見し、野党再編についての構想を語った。

結い、みんな、生活などと第3局を結集すれば、100~130人ほどの塊が見えてくる。

次の総選挙では、実現可能な統一テーマを示し、政権交代の緊張感が出てくるような状況にしたい、と。

司会 倉重篤郎 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)


会見リポート

細かな違いより世論吸収する「幅」を

石井 潤一郎 (朝日新聞政治部)

安倍政権の支持率が安定しているいま、多弱の野党がバラバラでは話にならない。日本維新の会と結いの党が合併方針を固め、現実味を帯び始めた野党再編の必要性を繰り返した。


「アベノミクスが失敗した場合の受け皿を作っておかないといけない」


その通り。自民党政権に陰りが見えた時、政権担当能力がある政党は必要だ。民主党政権への失望感はいまだ色濃く、「一強」が続けば、政治不信や低投票率にもつながりかねない。


だが、各党が結集する政界再編で、必ず問われるのが「野合」とのそしりだ。


「自民党の幅より狭い。国民の過半数の幅がないと世論を吸収できない」。細かい違いは仕方ない、むしろ幅が必要という。


だが維新の会は、幅の1つの「憲法観」の違いで、橋下徹、石原慎太郎の両共同代表が分党を決断。指摘されてきた対立構図そのままに分裂してしまったのだ。


皮肉にも、呼応する形で野党再編の動きは活発化し始めた。民主党内の「野党再編派」や、みんなの党など各党が、乗り遅れまいとざわつき始めた。


単なる野合で終わるのか、または支持を集めるのか。有権者が注目していることを忘れてはいけない。


ゲスト / Guest

  • 松野頼久 / Yorihisa Matsuno

    日本 / Japan

    日本維新の会国会議員団幹事長 / Member of the Lower House, Japan Restoration Party

研究テーマ:どうなる野党再編 キーパーソンに聞く

前へ 2024年03月 次へ
25
26
27
28
29
2
3
4
5
9
10
11
12
16
17
20
23
24
30
31
1
2
3
4
5
6
ページのTOPへ