2014年04月04日 15:15 〜 16:30 宴会場(9階)
緊急会見「中央アフリカ共和国の人道危機」マイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表、スティーブン・アンダーソンWFP日本事務所代表、平林国彦ユニセフ東京事務所代表

会見メモ

中央アフリカ共和国が直面している人道危機について3つの国連機関駐日代表による緊急会見を行った。国際社会から「忘れられた国」の現状を知ってもらうことが何よりも重要であり、メディアの協力を求めた。

司会 石川洋 日本記者クラブ企画担当部長

通訳 池田薫(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

支援必要だが資金不足の窮状訴える

原田 健男 (山陽放送出身)

アフリカでまた政権奪取をめぐる殺し合いで、難民100万人近くが飢餓に陥るという新たな人道危機が起きていると、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(ユニセフ)の3機関が緊急会見した。


アフリカ中央部に位置する人口460万人の中央アフリカ共和国では、イスラム教徒主体とキリスト教徒主体の組織が国の主導権争いで相手側信者を虐殺するなどしたため、国内で63万人、隣国カメルーンやコンゴなど国外で31万人余りが難民となっている。


UNHCRのリンデンバウアー駐日代表らは「村全体が虐殺の対象となるなど、何万人という単位で避難せざるを得ない状況になっている。雨期も近く、食糧・医薬品等の緊急支援が必要だが資金が不足している」と訴えた。


近くのルワンダでは20年前、部族間対立で数十万人が虐殺されたが、隣の南スーダンと共に中央アフリカ共和国の紛争による飢餓も深刻な状況のようだ。


ゲスト / Guest

  • マイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表、スティーブン・アンダーソン国連WFP日本事務所代表、平林国彦UNICEF東京事務所代表

研究テーマ:中央アフリカ共和国の人道危機

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