会見記録/昼食会/研究会

2014年3月13日    15:00〜 16:15
駐日大使 イーホル・ハルチェンコ    宴会場(9階)

氏名 イーホル・ハルチェンコ Name Ihor Kharchenko
ウクライナ Nation Ukraine
肩書 駐日大使 Title Ambassador to Japan

会見メモ

ウクライナのイーホル・ハルチェンコ駐日大使が会見し、クリミア情勢について説明、クリミア半島からのロシア軍の撤退などを求めた。

司会 杉田弘毅 日本記者クラブ企画委員(共同通信)

通訳 長井鞠子(サイマル・インターナショナル)

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駐日大使 イーホル・ハルチェンコ 写真 1 駐日大使 イーホル・ハルチェンコ 写真 2      

記者による会見リポート

「プーチン氏よ、自国に戻りなさい」

ウクライナ南部クリミア半島へのロシア軍侵攻は、冷戦後の国際秩序を覆した。ハルチェンコ大使は会見で繰り返し言った。「プーチン氏よ、自国に戻りなさい(Mr. Putin, go home.)」。


露軍撤退こそが危機からの出口になる。隣国ロシアを除いて、だれも異を唱えない正論だ。焦点は、強権体制を率いるプーチン露大統領の意向にある。大使の話は時折、「プーチン論」に傾きがちだった。


ソ連崩壊(1991年末)の評価を大使は比較した。「私たちにとって重要で積極的な意味をもつ出来事だった」。一方、ソ連崩壊を「20世紀最大の悲劇」と述べたプーチン氏。それ以上の発言はなかったが、含意は次のようなことだろう。


ウクライナ危機は、ソ連の継承国ロシアが勢力圏維持の発想において、ほぼ旧態依然であることを示している。ロシアの地政学的歴史観は、21世紀の国際社会に適応する柔軟性を欠いている。認識の隔たりは埋めようがない。


冒頭、「ウクライナのフィンランド化」を提唱する意見に大使は直接に反論否定せず、「露軍撤退が最優先課題」とだけ強調した。即答できないところが、この国の窮状を物語っている。紛争の長期化が懸念される。


毎日新聞出身 町田 幸彦
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