2014年01月16日 15:00 〜 16:00 10階ホール
五輪関連会見 マーティン・ニューマン 日本チームプレゼンテーション指導者

会見メモ

2020年東京オリンピック・パラリンピックを実現させた招致委員会のプレゼンテーション・トレーナーのマーティン・ニューマン氏が具体的な演出指導について話した。

司会 宮田一雄 日本記者クラブ企画委員(産経新聞社)
通訳 森岡幹予(サイマル・インターナショナル)


会見リポート

「お・も・て・な・し」 合掌の秘密

別府 育郎 (企画委員 産経新聞論説委員室論説副委員長)

昨年の流行語大賞にもなった「お・も・て・な・し」に実は、違和感を持っていた。東京五輪招致を実現した昨年9月の最終プレゼンテーションで、滝川クリステルさんは同じ言葉を繰り返し、2度目には合掌して顔を伏せた。これは「おもてなし」にふさわしいポーズなのかな、と。


プレゼンを指導したニューマンさんは会見で「あれはナマステだったのです」とその秘密を明かした。インド生まれのニューマンさんは「東京五輪の招致は、アジアの招致でもあることを示したかったのだ」と言う。インドのあいさつの言葉であり、感謝の気持ちも表す「ナマステ」だったと聞けば、滝川さんの表情にもオリエンタルな印象があったな、と思えるから不思議だ。


安倍晋三首相が原発の汚染水問題について「安全」を約束した「アンダーコントロール」演説については、「あれがなければ、この結果はなかったでしょう」とも分析した。

会見後、ニューマンさんは「皆さんの顔がとても怖かった」と話した。会場には十分な笑いもあったように感じたが、プロの目に映ったその光景は、日本の記者の反省点かもしれない。


ゲスト / Guest

  • マーティン・ニューマン / Martin Newman

    イギリス / United Kingdom

    2020年東京五輪招致プレゼンテーション・トレーナー / Presentation trainer of Tokyo’s 2020 Olympic Bid team

研究テーマ:オリンピック

前へ 2024年03月 次へ
25
26
27
28
29
2
3
4
5
9
10
11
12
16
17
20
23
24
30
31
1
2
3
4
5
6
ページのTOPへ