2014年01月14日 15:00 〜 16:00 10階ホール
「高齢社会検定試験」関係者 記者会見 大方潤一郎東京大学教授、秋山弘子高齢社会検定協会代表理事

会見メモ

東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子と大方潤一郎両教授が、昨年9月に初めて実施した「高齢社会検定試験」の概要と同研究機構が行う活動について話した。

司会 露木茂 日本記者クラブ企画委員


会見リポート

長寿社会生きる知恵 新時代のスキルとなるか

渡辺 覚 (読売新聞調査研究本部主任研究員)

超高齢社会といわれて久しいが、高齢化の現状や課題解決策を個人が学ぶ機会は限られていた。


こうした中、東大高齢社会総合研究機構の協力で設立された高齢社会検定協会が、高齢社会の総合的な知識を問う「高齢社会検定」を昨年9月に初めて実施した。第1回検定には、全国から512人が挑戦。高齢化の現状や年金・医療、住居から死生観まで幅広い問題に取り組んだ。「将来は英語、情報通信技術と並ぶスキルとなるよう裾野を広げたい」と秋山弘子代表理事。名刺に「高齢社会エキスパート」の称号を刷り込み、長寿社会に生きる知恵の伝道者を任じる合格者も多いという。


第2回は今年9月13日、東大駒場で行われる。気になる出題は次のようなものだ(一部改題)。


問題「2030年までに予測される人口および世帯の変化の特徴として、正しいものを選びなさい」


①特に65歳~74歳までの高齢者が増える。


②今後増える高齢者は女性より男性が多い。


③独居高齢者は2030年まで増え続ける。


正解③。新時代のスキルに、会員諸兄も挑戦を!


ゲスト / Guest

  • 大方潤一郎東京大学教授、秋山弘子高齢社会検定協会代表理事

    日本 / Japan

ページのTOPへ