2012年10月22日 17:30 〜 18:30 10階ホール
下地幹郎 郵政民営化・防災担当相 記者会見

会見メモ

下地幹郎・郵政民営化・防災相が、郵政民営化推進と今後の防災対策の方向性などについて話し、記者の質問に答えた。

司会 日本記者クラブ企画委員 川上高志(共同通信)

下地幹郎氏のホームページ

http://www.mikio.gr.jp/index.html


会見リポート

「転変」で問われる手腕

川上 高志 (企画委員 共同通信論説副委員長)

郵政民営化・防災担当相として初入閣するとともに、党の幹事長を務める。所管の政策課題から政局対応、さらに沖縄選出ただ1人の与党議員として基地問題にも言及、多面的な内容の記者会見となった。


衆参わずか6人の小政党だが、4人を内閣に送り込む。今や衆院過半数割れにおびえる野田政権を真ん中で支える存在だ。


一方で小政党ながらの「転変」も余儀なくされる。小泉・郵政改革に反対し、結党して7年。中心メンバーの綿貫民輔、亀井静香両氏は去り、発足後に加わった下地氏が重責を担う。記者会見も生き残りを模索する小政党の姿を印象づけた。


「郵政改革法案」を取り下げて「民営化法」の改正で対応した妥協を綿貫、亀井両氏に「大変怒られた」と紹介しながら、「名を取るか実を取るか。名前にはこだわるべきではないと申し上げてやらせていただいた」と説明。次期衆院選後の党の在り方についても「日本の政治がどうなるか。どこかの政党が単独過半数をとる確率は小さい。政界がどうなるか分からないのは国民新党だけではない。そのタイミングでどうするかを考える」と「流動化にらみ」の姿勢を示した。


民主党に対しては「党内融和」の党運営を注文、「これ以上、1人でも離脱者を出さないことだ」と強調した。民主党が崩れれば、国民新党の存在価値も失われる。


沖縄の基地問題では「人としては悩んでいる」としながらも「政治家としては閣内不一致にならないよう、政府の方針を守りながら沖縄の声を伝える役割をしたい」と述べた。郵政の新事業、防災予算の全国展開などの政策課題も含め、「転変」しながら存在感を示さなければならない。幹事長、担当相の二役の手腕が問われる局面が続く。



ゲスト / Guest

  • 下地幹郎 / Mikio Shimoji

    日本 / Japan

    郵政民営化・防災担当相 / Minister of postal privatization, State for Disaster Management

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