2011年08月26日 00:00 〜 00:00
第14回 記者研修会②

申し込み締め切り

第2日目(8月26日)


①  調査報道 (10:15~11:45)

講師:清水潔 日本テレビ放送網報道局チーフディレクター

桶川ストーカー事件や足利事件の取材経験を基に、「調査報道と事件記者」のテーマでお話をうかがいます。1999年に起きた桶川ストーカー事件では、写真週刊誌「フォーカス」の記者として容疑者を割り出し、埼玉県上尾署の被害者の告訴もみ消し事件をスクープしています。1990年に発生した足利事件では、日本テレビ(01年入社)記者としてDNA鑑定の問題などから、冤罪の可能性を指摘。冤罪キャンペーン報道で昨年度の日本民間放送連盟賞「放送と公共性」部門で最優秀賞を受賞しました。


②  昼食会(12:00~13:30)

ゲスト:広瀬弘忠 安全・安心研究センター長(東京女子大学名誉教授)

災害心理学が専門の広瀬教授は、日本リスク研究学会会長などを務め、ことし4月に安全・安心研究センターを創設しました。災害時の人の心理や行動、被災者への心のケアの問題、災害取材で留意すべき点などついてお話いただきます。著書に『人はなぜ逃げおくれるのかー災害の心理学』(集英社新書。04年刊行)、『災害そのとき人は何を思うのか』(共著。KKベストセラーズ。11年7月刊行)などがあります。検事総長昼食会と同じ形式で、クラブ会員と一緒に取材していただきます。


③  地震予知(13:45~15:15)

講師:島崎邦彦 地震予知連絡会会長 (東京大学名誉教授)

地震予知連絡会は、地震予知の実用化を促進することを目的として、閣議決定(昭和43年)を受け、昭和44年4月に発足。地震の観測研究を行っている関係機関や大学の30人の委員で構成され、年4回委員会を開催(次回は8月22 日)している(地震予知連絡会のウェブサイトより)。地震予知連絡会長を09年から務める、島崎東大名誉教授が東日本大震災の教訓やこんごの地震予知のあり方について話します。


④  震災報道(15:30~17:00)

講師:佐野眞一 ノンフィクション作家

これまでの新聞、テレビの震災報道についての感想や意見をうかがいます。三陸海岸や福島原発事故の取材を基に、6月、『津波と原発』(講談社)を上梓されています。著書はほかに、『東電OL殺人事件』(新潮社。00年5月刊行)、『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社。08年刊行。講談社ノンフィクション賞受賞)などがあります。


ゲスト / Guest

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