2011年08月08日 13:00 〜 14:00 10階ホール
シリーズ企画「各党に聞く エネルギー政策」たちあがれ日本 園田博之 幹事長

会見メモ

司会 日本記者クラブ企画委員 倉重篤郎(毎日新聞)


たちあがれ日本 ホームページ

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園田博之 オフィシャルサイト

http://www.sonoda-hiroyuki.jp/


会見リポート

IAEAの国際基準で安全判断を

塚田 健太 (毎日新聞政治部副部長)

「原子力政策についての認識がいいかげんだったことをまず言わなくてはいけない」。東京電力・福島第一原発事故後のエネルギー政策を問う会見は、反省の弁から始まった。


特に、「原発の建屋内に使用済み核燃料が何千本も保管されていたことに一番驚いた。大変な危険性を伴っている」と指摘。使用済み核燃料や放射性廃棄物の処分のめどが立たない中で、原発が増設されてきたことに対し「原子力政策が念入りに実行されてきたか、というとノーと言わざるを得ない」と振り返った。


一方、「脱原発が望ましい」としながらも、電力の安定供給と温室効果ガス削減に原発は不可欠と強調。産業競争力維持の観点から、現在、定期検査で停止中の原発については「安全を確認の上、再稼働が必要」と述べた。また、九州電力玄海原発の再稼働要請を巡る混乱を「どれだけ安全(だから再稼働させる)かが分からない。ストレステスト(安全評価)も分かりにくい」と批判した。原子力安全・保安院と原子力安全委員会については「国民は信用しない」として、「国際原子力機関(IAEA)に国際基準を作ってもらい、判断するべきだ」と語った。


質問はライフワークの政界再編にも及んだ。「財政、経済、エネルギー、震災、定数削減という限られた課題について、1年の期限を決めて与野党で議論すべきだ」と提言したで、「政策論議を深めれば深めるほど民主も自民も党内で意見が分かれ、再編の可能性が高まる」との見通しを示した。期待する政治家としては、前原誠司、枝野幸男、岡田克也の民主党衆院議員らのほか、自民党の谷垣禎一総裁、林芳正参院議員ら、財政規律を重視する立場の人たちの名を挙げ、「(彼らが)まとまって、もっといい政治勢力の組み合わせを作り、信を問うようにしないといけない」と訴えた。


ゲスト / Guest

  • 園田博之 / Hiroyuki SONODA

    日本 / Japan

    たちあがれ日本 幹事長 / Secretary-General, The Sunrise Party of Japan

研究テーマ:シリーズ企画「各党に聞く エネルギー政策」

研究会回数:0

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