会見リポート
2007年11月07日
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太田昭宏・公明党代表
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会見リポート
中選挙区制復活論に熱弁
小田 尚 （読売新聞編集局次長）
福田首相（自民党総裁）と民主党の小沢代表との間で「大連立」構想を前提に政策協議に入ることで合意しながら、民主党役員会の反対で挫折。小沢代表が引責辞任を表明し、さらに辞意を撤回する──。こうした一連の騒動の直後とあって、公明党の太田代表の登場は、絶妙のタイミングになった。
公明党は、大連立を支持できないのではないか。党の埋没につながるのではないか。
会場は、こうした質問を心の中に用意していたはずだ。
これに対し、太田氏は「党首会談を評価したい」と明言した。
その理由として、「衆参ねじれ国会の中で政策を実現していくためには、与野党の合意形成を図る必要がある。選択肢のひとつが今回の党首会談、大連立だった」と説明した。
党の存在感についても、仮に大連立になっても政権中枢に公明党の「庶民の視点」があることになる、とその意義を強調した。
それは建前に過ぎないのではないか、と思った通り、太田氏の真意はその後の質疑で判明する。
太田氏は「今の選挙制度の下で、大連立が実現するかどうかは、民主党がなかなか難しかろう」と読み、まず実現性を疑っていたのだ。
さらに、最も熱弁をふるったのが衆院の中選挙区制復活論だった。
「大連立を構想している方たちは中選挙区制を含んで構想を示してきている。人の要素を入れた比例代表という意味での中選挙区制、政策の勉強、蓄積が評価される中選挙区制をぜひ実現したい」
太田氏は、今度の大連立構想を、定数３の１５０中選挙区という年来の主張を再び唱えるいい機会、ととらえたのだろう。
公明党は、大連立を支持できないのではないか。党の埋没につながるのではないか。
会場は、こうした質問を心の中に用意していたはずだ。
これに対し、太田氏は「党首会談を評価したい」と明言した。
その理由として、「衆参ねじれ国会の中で政策を実現していくためには、与野党の合意形成を図る必要がある。選択肢のひとつが今回の党首会談、大連立だった」と説明した。
党の存在感についても、仮に大連立になっても政権中枢に公明党の「庶民の視点」があることになる、とその意義を強調した。
それは建前に過ぎないのではないか、と思った通り、太田氏の真意はその後の質疑で判明する。
太田氏は「今の選挙制度の下で、大連立が実現するかどうかは、民主党がなかなか難しかろう」と読み、まず実現性を疑っていたのだ。
さらに、最も熱弁をふるったのが衆院の中選挙区制復活論だった。
「大連立を構想している方たちは中選挙区制を含んで構想を示してきている。人の要素を入れた比例代表という意味での中選挙区制、政策の勉強、蓄積が評価される中選挙区制をぜひ実現したい」
太田氏は、今度の大連立構想を、定数３の１５０中選挙区という年来の主張を再び唱えるいい機会、ととらえたのだろう。
ゲスト / Guest
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太田昭宏 / Akihiro OTA
日本 / Japan
公明党代表 / Representative, New Komeito
