2007年01月24日 00:00 〜 00:00
加藤出・東短リサーチ・チーフエコノミスト「2007年経済見通し」2

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会見リポート

2月に“利上げ”と明言

長谷川幸洋 (東京新聞論説委員)

加藤氏は「日銀ウオッチャー」として著名なエコノミストである。金融市場では「加藤さんの発言は、日銀の金融政策を占ううえで重要な『指標』になる」という声もある。

加藤氏は「米国のグリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)議長は、特定の記者二人を使って『市場の予想』を形成していた」という興味深いエピソードを披露した。話を聞きながら「日本では、加藤氏がその役割を担っているのではないか」と思ったりもした。

当然「日銀の次の一手は」に関心が集まる。加藤氏の見立ては「利上げするとしても、ペースは遅い。(短期金利誘導目標の)0・25%が0・5%あるいは0・75%になっても、大騒ぎするようなものではない。2月には利上げするのかな、と思います」と明言した。さて、当たっているかどうか。

ゲスト / Guest

  • 加藤出 / Izuru Kato

    日本 / Japan

    東短リサーチ・チーフエコノミスト / Chief Economist, the Tokyo Tanshi

研究テーマ:2007年経済見通し

研究会回数:2

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