会見リポート
2005年08月31日
00:00 〜 00:00
木谷雅人・文科省審議官(研究開発局担当)「ITER」
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会見リポート
核融合21世紀末に実用化?
長沢 光男 (個人会員(朝日新聞出身))
今回、ITER計画の国際交渉が一段落したことによって、ある程度確かな目標が見えてきたように思える。
実験炉の建設にこれから10年。そして20年間運転する。それを踏まえて原型炉の建設へと進む。木谷氏は、「今世紀後半以降には実用化」と言い切った。
実験炉ITERをめぐる国際交渉は、紆余曲折などという形容を使うことすら、はばかられた。結局、青森県六ケ所村への誘致は断念。その見返りに日本企業がかなりの仕事をもらうことになるという趣旨の報道もあったが、そんな割り切り方をしていいものか。
交渉の経過の報道をけっこうこまめにチェックしてきたつもりだが、いまひとつ理解できない面が多々あった。木谷氏は、この疑問にかなりの程度、答えてくれた。
もちろん、国際交渉である。まして、今後の交渉が、ある意味では実質的な局面を迎える。本当の手のうちは、直接の担当者として明かせない面があることは理解できないわけではない。
それは分かっているつもりだが、若干の欲求不満が残った1時間半ではあった。
ゲスト / Guest
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木谷雅人 / Masato, Kitani
日本 / Japan
文科省審議官(研究開発局担当) / Ministry of education, culture, sports, science and technology
研究テーマ:ITER